指導者になるには

公益財団法人全日本柔道連盟における、柔道指導者のさらなる資質の向上、及び指導力の強化を図り、日本柔道の普及・発展に寄与することを目的に「公認柔道指導者資格制度」が設けられました。
ここでは、公認柔道指導者、及び公認柔道指導者資格制度についてご紹介します。
公認柔道指導者
指導者の区分
全日本柔道連盟が公認する柔道指導者として、A指導員、B指導員、C指導員、準指導員の4つの区分が設けられています。
指導者の位置付けと資格
①A指導員
指導者を養成するために必要とされる程度の高度な指導力を有する者。
指導者向け講習会の講師を務める資格、及び全日本柔道連盟、またはその加盟・構成団体が主催する大会において、その出場するチームまたは選手の監督を務める資格です。また、A指導員取得者は日本スポーツ協会公認スポーツ指導者(コーチ3) を取得することが望ましいとされています。
②B指導員
選手の指導に必要とされる専門的な指導力を有する者。
全日本柔道連盟、またはその加盟・構成団体が主催する大会において、その出場するチーム、または選手の監督を務める資格です。また、B指導員取得者は日本スポーツ協会公認スポーツ指導者(コーチ1)を取得することが望ましいとされています。
③C指導員
選手の指導に必要とされる基礎的な指導力を有する者。
全日本柔道連盟の加盟・構成団体が主催する各都道府県大会において、その出場するチームまたは選手の監督を務める資格です。また、全日本柔道連盟またはその加盟・構成団体が主催する全国、及び各地区レベルの大会(各都道府県大会のレベルを超える大会)において、A指導員またはB指導員が監督を務める下で、その出場するチーム、または選手のコーチとして帯同する資格です。
④準指導員
単独での指導は認められていませんが、A指導員、B指導員、C指導員による選手の指導を補佐できる者とされています。
公認柔道指導者 資格基準
公認柔道指導者資格の認定を受けるためには、各区分に応じ以下の基準をすべて満たさなければなりません。また、公認柔道指導者資格の認定を受けた方は、指導者の区分による登録の手続きを行なうと共に、毎年度、更新の手続きを行なわなければなりません。

※受講時点で基準を満たしていること。