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43年間の指導を振り返って感じるのは、多くの人に支えられてきたということ。

――いま道場では何人くらい教えていらっしゃるんですか?

いまはコロナでやっていませんけれども、だいたい平均50人から70人ですね。それはもう賑やかですよ。ほかの道場からも練習に来たり、合同稽古に来たり、いろんな人が来ます。

――先生がバリ島に行かれて、ご家族はどんな感じなのでしょう?

家内には足を向けて寝られないほど、すごい感謝ですね。柔道衣や畳を集めるために『NPO法人 柔道で世界と手をつなごう育成クラブ』を設立して、いろいろな活動をしてもらって。そういう意味でも家内には非常に迷惑をかけて、もう13年になるんですけども、家内ももう年ですので、最近は日本に帰ると、「道楽もいい加減にしなさい」と言われています。私も「それはごもっとも」ということで、家内にはとにかく頭が上がらないですよ(笑)。

――海外で長年指導されて、苦しかったこと辛かったことはありますか。

苦しいことは……ないですね。いまの私にとって、柔道は最高の喜びです。というのは、43年前に教えた子どもたちがいま一番働き盛りで、インドネシア柔道協会のトップにも立っていて、彼らが私を補佐してくれる。私はバリ島で子どもたちと一緒にのんびりと老後を過ごしたいという気持ちでいるんですけれども、彼らとしては、恩返しをしたいのか、私をインドネシア柔道協会の名誉顧問で扱ってくれる。そして、各種大会があれば招待してくれる。行けばみんなで集まって食事会あるいは昔の話をしてくれるということで、すごく恵まれた環境におります。そういった意味ですごくありがたいと。やはりそれも柔道をしてきたおかげです。柔道に感謝するとともに私の教えた子ども、弟子たちが、人を大切にするという私の教えを覚えていてくれていたことが本当に嬉しいですね。

――海外に行きたいと考えている若者に何かメッセージがあれば。

日本にいると、それが当たり前という感覚でしょうけど、日本から出た場合、必ず日本の良さ、日本ってすごいなと、素晴らしい国なんだなということがわかります。そして外国で苦労したことは必ず役に立つものだと思います。私の経験上、やっぱりどんどん海外に出て、日本の素晴らしさを全世界に広めて、伝えて、そして日本の良さを、子どもたちあるいは次の世代に伝えてほしいと思います。

 

プロフィール

仙石 常雄(Tsuneo SENGOKU)
生年月日:1945年2月16日生まれ
出身:福島県
12歳から柔道を始める
福島県立西会津高校→警視庁
コーチキャリア:警視庁柔道指導室 柔道師範→警察大学校 術科教養部 助教授
→講道館指導員、講道館技研究員。
国際交流基金の派遣によりインドネシアで指導(1977年~1979年)。
その後、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカなど
世界各地40以上の国々で柔道を指導。
JICA専門家としてインドネシアに再び赴任(2005年~2007年)。
「仙石インターナショナル柔道ホール」で指導(2007年~現在)。
居住地:インドネシア(バリ島)
「仙石インターナショナル柔道ホール」師範。
全日本選手権大会審査委員。全柔連国際委員会在外委員。
インドネシア市民警察活動推進プロジェクト教育訓練 専門家。
NPO法人柔道で世界と手をつなぐ育成クラブ。
受章歴:瑞宝双光章、外務大臣表彰。

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