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ジンバブエOSコース(春日俊氏)報告(06.12.13)

ジンバブエOSコース(春日俊氏)報告(06.12.13)

エキスパート 春日 俊

  1. 開催期間:2006年9月23日(土)~ 2006年10月1日(日)
  2. 開催場所:ジンバブエ国ハラレ市 アレキサンドラ スポーツクラブ
  3. コース種別:ナショナル
  4. コースレベル:レベル3
  5. 受講者:指導者20名
  6. 受講者数:男性18名・女性2名・総勢20名
  7. 講習の概要:柔道の歴史。柔道の本質。柔道におけるマナー。柔道の理論と実習。
    午前の部(9時~12時=投げ技)
    午後の部(2時半~4時半=固め技 5時~6時半=乱取り)
  8. エキスパート:春日 俊
    経歴:オリンピックコーチ 92 96
    世界選手権コーチ  89 91 93 95
  9. 所属連盟:全日本柔道連盟
  10. 日本出国・帰国:2006年9月22日成田空港出発
    2006年10月2日成田空港帰国
    離日期間10日間
  11. 講習言語:英語(通訳なし)
  12. 受講生の出席状況:全員皆勤
  13. 受講生の評価:受講態度も非常に良く、期待した結果が得られた。
  14. 上級コース及びオリンピック奨学金に該当する者:受講生全員
  15. 施設・設備:受講者数にちょうどよい広さであったが、畳は汚れがひどかった。南アフリカ選手権のビデオを活用した。
  16. 宿泊施設:ホテルの質、食事共に良かったが何もかもが高かった。
  17. 現地での移動手段:講師には専用の送迎が付き、受講生は車で来ていた者にそれぞれ分乗していた。
  18. 障害や問題など:講習前、講習期間中及び講習後に障害や問題となるようなことは一切無かった。
  19. コメント及び今後への提言:指導する上で何の問題もなく、スムースに日程を消化した。万全の準備を整えてくれた、ジンバブエ柔道連盟とオリンピック委員会に心から御礼を申し上げたい。

その他(補足説明)

現地到着時、ジンバブエ柔道連盟会長のパット・ウォーレンさんと、現地で指導にあたっておられる佐々木法水先生が出迎えてくださり恐縮しました。
コースの運営および進行は、パットさんのご主人であるブライアン・ウォーレン氏(ジンバブエオリンピック委員会副会長)が中心となり、またマイク・ジョブ氏(南アフリカ柔道連盟技術顧問)をはじめ周囲の協力の下、すべてが順調に進み滞りなく終えることができました。
コースの初日には、受講生も参加した小さな大会を視察しましたが、それは私が彼らの柔道のレベルを確認できるようにと実施したものでした。大会後、上位入賞者3名に賞金が手渡されていました。日本円で、2千5百円・1千5百円・5百円ほどだったようです。大会後には全員がウォーレン宅に招待されて、バーベキューをごちそうになりました。自宅は、プールの付いた豪邸でした。
9月26日の午前には、日本大使館を表敬訪問。パットさん、佐々木先生と一緒に吉川大使に挨拶と記念撮影をしました。その際、吉川大使よりジンバブエの最新の情勢などをうかがいました。極度のインフレと高い失業率のため国内はかなり混乱しているそうで、治安も悪くなっているとのことでした。また、日本との関係も良いとは言えない状況だそうで、農業を中心に本来ならアフリカのリーダーになり得る国なのに残念だともおっしゃっていました。
期間中、ナイジェリアの時のような取材はありませんでしたが、最終日にはプロのカメラマン(女性)が来て初日からの講習内容をおさらいしながら、そのすべてをビデオ収録しました。これは、ブライアンさんの発案で、ビデオを編集後それをDVDにして受講者全員に配布すると言っていました。
また、終了後には日本に直行するという私に、ジンバブエに来てビクトリアの滝も見ずに帰すわけにはいかないと、なんと、ビクトリアの滝往復の航空券をプレゼントしてくれました。そのために、わざわざ講習日程を調整してくれました。
おかげで最終日はとても忙しくなってしまいましたが、ウォーレン夫妻の温かい配慮に感謝しました。滝は乾季のため水量が減っていたものの、やはり百聞は一見にしかず、それは壮大なものでした。
今回のコースを終えた全体の印象として、まず、ナイジェリアの時と同様にアフリカの柔道家たちの純粋さと、その熱心さに心を打たれました。メモを取りながら実技をし、休憩時間には何人もの受講生が柔道技術の質問などに来ました。
また、ジンバブエの柔道は、ウォーレンさん一家によって支えられているように感じました。かなりの私財を投じて、選手たちを支援しているのではないかとも感じました。ウォーレン夫妻はもちろんのこと、ジンバブエの人々はとても気さくで明るく、私も楽しく指導することができました。ただ、私のつたない英語は「アメリカなまり」と言われるほど、やはり向こうは「イギリスなまり」なので聞き取りにくかったです。
また、現地のショナ語を操る佐々木先生はとても人気者で、どこへ行っても誰かが声を掛けてくるほどの有名人です。ほんとうに驚きました。先生は、おもしろい人柄である一方、とても厳しい指導をしているらしく、講習期間中には挨拶をしながら私たちの前を通る者は誰ひとりとしておらず、みんな必ず足を止めてきちんとした礼をするのには恐縮しました。全柔連のルネッサンス委員会に報告したいくらいです。
最後に、2年前のナイジェリアに続きジンバブエにおいても、ほんとうに良い勉強をさせていただきました。大学に戻ってさっそく、学生たちに向こうでの様子を聞かせました。どれほど恵まれた環境で柔道や勉強はもちろん、毎日の生活を営んでいられるのか、日本の若者たちに向こうへ行って何かを感じてほしい・・
と、そんな思いにかられずにはいられませんでした。このような貴重な機会を与えてくださいましたことに、心から感謝しております。
どうも、ありがとうございました。

以上

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