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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.16 廣川真由美さん

プロフィール

廣川 真由美(ひろかわ まゆみ/旧姓:山田)1976年千葉県生まれ
桐蔭学園高等学校 女子柔道部監督
講道館柔道女子四段

主な戦績:

1998年 全日本学生柔道体重別選手権大会 63㎏級 優勝
1999年 環太平洋柔道選手権大会 63㎏級 優勝
1999年 福岡国際女子柔道選手権大会 57㎏級 準優勝
2000~2001年 全国女子柔道体重別選手権大会 57㎏級 優勝

私は27歳で埼玉県の県立高校の教諭となり教育現場での職をスタートさせました。選手の頃は国内外の大会でより高い成績を出すことを常に考え、生活全てを柔道に懸ける時間を過ごしてきました。自分の夢の為に競技に打ち込める時間というのは大変有意義で充実したものであったことは間違いありません。しかし、引退を決意した私の心の中には、競技柔道から一度離れたいという気持ちがありました。それまでお世話になってきた会社にコーチとして残るという選択肢もありましたが、私は高校教諭として再出発をしたいという思いが強くあり、そのお話をお断りしました。その後、1日10時間の猛勉強の末何とか教員採用試験に受かり、新たな人生を歩むことになりました。
最初に赴任した高校には柔道部はなく、1年目はバレー部の副顧問として部活動指導を行いました。しかし、時間が経つにつれてやっぱり柔道を教えたいという思いが強くなり、部員がいないという理由から廃部になっていた柔道部を半ば強引に再開させます。私の呼びかけで未経験者の女子1名と男子2名が入部してくれましたが、未経験者に柔道を教えるということは私が想像していた以上に難しいことでした。しかし、初心者を相手に様々な練習やトレーニング方法を独自に考え研究したことが、今の指導にもつながっていると感じています。
3年ほど勤務した後、東京都の淑徳中学校に来ないかとのお誘いを受けました。もちろん最初はお断りしましたが、中学校の柔道部監督として女子を指導してほしいという言葉に素直に「やってみたい」と思いました。30歳で淑徳中学校・高等学校に転職し、その後、結婚・出産を機に現在の桐蔭学園高等学校にて指導に当たっています。競技引退後、現在に至るまで紆余曲折ありましたが、いつの時代も指導することが本当に楽しく、やりがいを感じています。この先も学びの姿勢を常に忘れず、日本の女子柔道界の宝とも言える生徒たちを大切に育てていきたいと考えています。
家庭では3人の子供(中2、中1、小5)の母親です。子育てをしながら柔道の指導をすることは想像以上に負担が大きいものです。夫の理解や周囲のサポートによってこの仕事を続けていられるということに感謝しています。だからこそ、柔道に育てられた人間として、柔道の普及・発展に少しでも寄与できるようこれからも頑張っていきたいと思っています。また、一人でも多くの未来ある若い女性柔道家たちが柔道界の様々な場所で輝いていられるよう、後進の育成にも力を入れていきたいと考えております。

2019年 金鷲旗大会での集合写真
家族写真 休日アウトドアを楽しむひととき

 

次回は埼玉大学の先輩でもあり、廣川さんが最も尊敬する指導者の
石川(旧姓:北爪)弘子さんです。

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