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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.11 萩原久美子さん

プロフィール

萩原 久美子(はぎはら くみこ/旧姓:堀江)1982年兵庫県生まれ
兵庫県警察 講道館柔道女子六段

主な戦績:

全国警察選手権大会(2005年~2012年) 7連覇 ※2011年開催なし
2005年 福岡国際女子選手権大会 78㎏級 優勝
2007、2011年 皇后盃全日本女子選手権大会 2位
2008年 嘉納治五郎杯東京国際柔道大会ワールドグランプリ 78㎏級 2位

大学の仲間である宝真由美、通称まーさんから「JJ Voice回していい?」と連絡もらったとき、「私でいいの?もっと他にいるやん!」と一瞬尻込みしたものの、柔道教師として兵庫県警察学校で勤務している私は、日頃から学生に「一歩前へ出なさい!後ろには下がるな!何でも挑戦しなさい!」と檄を飛ばしていることを思い出し、これは「自分自身への挑戦だ」と思い、引き受けることにしました。
簡単に自己紹介から書かせてもらいます。私は兵庫県加古川市で生まれ、地元の加古川中学校に入学し、友人に誘われ柔道部に入部したことがきっかけで柔道を始めました。運動能力もなく、精神的にも弱かった私は、柔道部に所属しているというだけで、練習はいつもサボりがちでしたが、まぐれで初段に合格したのがきっかけで、「強くなりたい」と思うようになり、そこから毎日練習に励むようになりました。練習すればするほど「勝てば嬉しい、負ければ悔しい」と柔道の魅力に取り憑かれていきました。高校は夙川学院高校(現:須磨学園夙川高校)へ、そして大学は親元を離れ帝京大学へ進学し、柔道漬けの毎日を送りました。卒業後は、「弱い人を守る警察官になりたい」と地元へ戻り、警察官を拝命しました。柔道は、警察官として必須の武道のひとつですが、私は柔道特別訓練員として柔道の訓練に専念し、兵庫県警察官として各種大会に出場するなど8年間選手生活を送りました。そして2012年岐阜国体を最後に現役を引退しました。現役生活の17年間を振り返って思うことは、「ここまで柔道を続けてこられたのは決して自分一人の力だけではない」ということです。柔道は一人ではできないスポーツです。相手がいてライバルがいて練習相手がいてくれて成り立っているのだとつくづく思います。中学・高校・大学と、常に私のまわりには一緒に汗を流した仲間やよきライバルがいてくれました。また社会人になっても、日々ご指導いただき、どんな時でも励ましてくださった先生方、遠慮なく怒ってくれる先輩、試合の度にどんなに遠方でも駆けつけ、大声で応援してくれる上司・同僚の方々がいたからこそ続けてこられたのだと思います。現役生活を終え、妻となり母となり3人の子供に恵まれ、現在は兵庫県警察学校で柔道、逮捕術を指導しています。警察学校は、警察官になるために訓練する場であり、学生たちは精強な警察官になるため日々訓練に取り組んでいます。その学生たちを指導する立場として日々柔道に携わっているわけですが、入校当初は受身も出来なかった学生たちが、卒業時には立派に成長して、この警察学校を巣立っていくことにいつも感動し、そして指導の難しさを痛感しています。もちろん、まだまだ新米教師ですので悩みも多いですが、同じ目線で相談し合える女性の指導者の存在に助けられたり、成長する学生から喜びをもらったり、試行錯誤しながら「教師」を楽しんでいます。また、「子育てをしながら仕事をする」ということは簡単なことではありませんが、それをサポートしてくれる夫、両親、そして職場の方々に支えられながら、なんとか多忙な毎日を送っており、改めて仕事も私生活も自分一人の力ではなく、周囲の方々のサポートがあるおかげだと、感謝の思いで一杯です。
今、世界中で新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、柔道だけでなく多くの競技が制約されている状況です。もう現役を終えた私ですが、もし、今現役選手だったら…目の前の試合もなくなり目標を失い、どうやってモチベーションを保てばいいのか途方に暮れることでしょう。もちろんすぐに答えは出ませんが、こんな時こそ柔道で培った気力・忍耐力、そして人と人との繋がりで、力を合わせ、知恵を出し合い、助け励まし合いながら乗り越えていかなければならないのだと思います。柔道を志す皆さん!!今だからこそ下を向かず、前を向いてこの試練に打ち克ちましょう!人との繋がりと感謝の気持ちがあれば、きっと明るい希望が見えてくるはずです。共に、がんばりましょう!

 

次は、萩原(旧姓:堀江)久美子さんの夙川学院高校(現:須磨学園夙川高校)の
後輩にあたる小林咲里亜さんです。

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