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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.45 岩田 千絵さん

プロフィール

岩田 千絵(いわた ちえ)1982年 東京都生まれ
小松製作所健康保険組合
講道館柔道女子四段

主な戦績:

2007年 全日本実業柔道個人選手権大会 57㎏級 優勝
2008年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 57㎏級 3位
2010年 世界柔道団体選手権大会(アンタリヤ)3位

私は、柔道をしていた父の背中を追いかけ、小学2年生の時に柔道を始めました。東福岡柔道教室、朝飛道場で柔道の楽しさを学び、淑徳中高大、そしてコマツに入社し、世界トップのメンバーの中で29歳まで柔道一筋の生活を送ってきました。
この年齢まで好きなことを思う存分にやらせてもらったことは、本当に幸せなことだったと思います。
選手を退いてからは、そのままコマツで会社員として働いています。現役時代から、セカンドキャリアでは会社員になりたいと考えていました。これは、父の影響が大きかったように思います。父も実業団の選手として活躍し、その後会社員として勤める姿、そして先輩や仲間と助け合う姿に自然と憧れていました。

女子の実業団では会社に残る選手は少ないですが、コマツでは選手も色々な部署に配属され、私も現役時代は週3回午前中出社し、柔道だけでなく社会人としての経験もさせてもらいました。また、引退後も会社員として働かせていただく体制があります。
私は現在、入社当時から所属していた健康保険組合で勤務し、社員の健康管理に携わっています。畳の上で多くの時間を過ごしていた生活から、8時間椅子に座りパソコンと格闘する生活に一変し、慣れるまでには苦労もありましたが、選手の頃からお世話になっている職場でしたので、周りからのサポートを得られて、今では色々な仕事を任せて頂くようになりました。具体的には、生活習慣改善プログラムの提供や、コロナ禍で深刻化している運動不足解消への施策に取り組んでいます。
柔道とは離れた場所であっても、「柔道で培ってきた精神・知識を活かし、社会に貢献できる、必要とされる人材」になれるように、模索する日々ではありますが、これからも頑張ります。

また、2018年からは会社員をする傍ら、コマツ柔道部担当課長である中村淳子先生より推薦を頂き、全日本柔道連盟の大会事業委員もさせて頂いています。引退後は、柔道とは少し離れた生活をしていたのですが、柔道に直接的に恩返しをする機会を頂けたことを光栄に思い、お引き受けしました。大会事業委員は、柔道の大会運営、競技係員などを行います。私の初仕事は、講道館杯での計量係と記録係でした。競技係員には他にも、選手受付、柔道衣コントロール、時計、放送、掲示、進行など、多岐に渡る係があり、総勢約160名もの係員が大会を支えています。
自分が選手の時、当たり前のように大会が開催され、当たり前ように畳に上がっていましたが、初めて係員を経験し、その当たり前はこんなにも多くの方々の協力と丁寧な仕事があり、作り上げられていたことを知りとても衝撃を受けました。
大会を支えて下さっている全ての関係者の皆様に、この場をお借りして、改めて感謝をお伝えしたいと思います。

最後になりますが、コロナ禍で思うように練習もできない状況が続いており、私には想像もできない苦難に立ち向かっている選手の皆さんが、それを乗り越え、畳の上で輝く姿を見せてくれることを心より応援しています。

大会事業委員との集合写真。皆さんとても優しい方達です

次回は、岩田さんが中学生の頃練習に通っていた、あさひ銀行で選手として活躍していた、
通場(旧姓:石橋)千里さんが登場します。

TOKYO 2020特設ページ

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