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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.22加賀谷 千保さん

プロフィール

加賀谷 千保(かがや ちほ)1990年 静岡県生まれ
藤枝順心中学校・高等学校 柔道部監督
講道館柔道女子参段

主な戦績:

2008年 世界ジュニア柔道選手権大会(タイ) 52kg級 優勝
2010年 グランドスラム東京 52kg級 3位
2011年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 52kg級 優勝

皆さん、こんにちは。加賀谷千保と申します。大学時代の同級生である山部佳苗から連絡があり、執筆させていただくことになりました。このような素晴らしい企画に参加させていただけることを大変嬉しく思います。
私は、小学校1年生の時に父の影響で柔道を始めました。始めたばかりの頃は、体が小さく投げられてばかりでしたが、友達に会いに行くことが楽しくて柔道を続けていました。その後、中学、高校、大学、実業団と柔道を続け、現在は、母校である藤枝順心高校で柔道部の指導を行っています。
幼いころから、体育の教員になりたいと思っていました。しかし、当時山梨学院大学では保健体育の教員免許を取ることが出来なかったので、公民の免許を取得しました。そして卒業後、学校法人了德寺学園に所属しながら山梨大学に科目履修生として通い、保健体育の免許を取得しました。柔道に専念できる環境を与えて頂きながら、大学に通わせて下さった了德寺学園には大変感謝しています。
引退後、母校に戻って柔道の指導をしたいと思っていたところ、「保健体育の教員としては入れないけれど、地歴公民の教員としてなら入れる。」と連絡がありました。体育でなくても教員になれるなら!!と考えた私でしたが、公民の免許はあっても地歴の免許は持っていなかったので、今度は1年間アルバイト生活をしながら通信教育で地歴の免許を取得しました。1年間のアルバイト生活は、それまで柔道を中心に生活してきた私にとって、純粋に楽しく、経験したことのないことを経験することができました。一方で、アルバイトをしながら、全く知らない分野である地歴科のレポートをいくつも提出し、免許取得のために必要な単位認定試験に全て合格することは、簡単なことではありませんでした。アルバイトでへとへとになった後に勉強をすることは想像以上に大変で、本当に試験に合格できるのかと不安になったこともありました。それでも、無事地歴の免許を取得できたのは、目標を達成するために少々の困難があっても、前向きに努力すれば道は開ける。ということを、柔道を通じて学べたからだと思います。
現役時代は、勝つことだけを目標とし、最終的には自分の目標を達成することはできませんでした。しかし、柔道を通じて学んだことは、引退後の人生にも生かすことが出来るということを、身をもって感じました。
現在は、日本史と保健体育の授業を担当し、2年生のクラス担任をしています。柔道部の監督も務めさせていただき、大変充実した毎日を送っています。
新型コロナウイルスの影響で、多くの試合が中止となりました。しかし、この困難の中でも前向きに柔道に取り組んでいる時間は、今後の人生でかけがえのないものになるはずです。私自身も、こんな時だからこそ未来を信じて、今出来ることに精一杯取り組もうと考えています。自分自身を成長させてくれた柔道の素晴らしさを生徒たちに伝え、柔道の普及に少しでも貢献したいです。

2019年 高校選手権  静岡県予選 優勝

 

次回は、同じ静岡県の指導者として交流が深い、菊池としえさんが登場します。

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