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お知らせ

柔道も日本酒も、時間をかけてこそ本当の味わいを楽しめる

――プロレスのマスクを被って日本酒をアピールする「SAKEMAN」の活動についても、ぜひ。

ご存じでしたか(笑)。佐賀県の天山酒造という蔵が興行プロレスのスポンサーをしていて、実際に「天山マスク」というマスクマンがいたんです。で、その蔵元さんがアメリカの試飲会でマスクを被ってお客さんにお酒を注いだところ、とても受けた。それを見ていた僕の上司が、これはカッコいい! と自分も被り出して「SAKEMAN」としてお酒を売るようになったのが始まりです。彼はSAKEMAN BLUE。僕はWHITE。アメリカではこういうパフォーマンスが凄く喜ばれる。本物のお酒に触れてもらうために、まず人を惹きつける仕掛けを用意していると理解してください。

――髙橋先生の内股も、おいしい地酒も一朝一夕に作れるものではない。

ありがとうございます! 長い時間をかけて基本をしっかり積み上げるからこそ、簡単に真似のできない本物を作り上げることができるということでは、柔道も日本酒も同じだと思います。そして、振り向いてもらうためにはアピールも必要です。日本の柔道人口が減っていることを心配しているのですが、一般の人を引き付けるためにいろいろ試みることは大事。アピールの仕方を考えることで、逆に本当に大事なもの、守っていかねばならないものも見えてくるのではないでしょうか。

――海外に行きたいと思っている日本人柔道家にメッセージを。

どんどん出て行ったほうがいいと思います。海外で他の国の人たちと交わると、彼らの素晴らしいところをいっぱい知ることができるのはもちろん、日本の良さへの気づきもたくさんあります。それを体験してほしい。僕の場合は海外に出て、日本人の良さは「思いやり」にあると実感しました。たとえば、レストランにいって、自分の食器をグチャグチャにして帰る人もたくさんいますけど、日本人は片づけやすいようにまとめたり、無意識のうちに生活習慣のなかに思いやりがたくさん染みついているんです。私は普段、自分の振る舞いで日本のイメージが決まってしまうという覚悟を勝手に持って生活していますけれど、もしそういう気持ちを持ってくれるなら、それぞれの土地で、ぜひ日本人らしい思いやりを忘れずに振る舞ってほしいと思います。そのことで、日本のスポーツは素晴らしいとか、日本酒を飲んでみたいとか、日本に興味を持ってもらえると思います。

――これからの目標を。

一生柔道に携わっていくことだけは間違いありませんが、いまはここで頑張ることしか考えられません。2028年のロサンゼルス五輪に代表選手を何人か送り込むことが当面の目標です。世界の晴れ舞台で、私を育ててくださった天理の柔道で、アメリカの選手が世界一を獲る。その場面をこの目で見られるように一生懸命頑張ります。

 

プロフィール

髙橋徳三(TAKAHASHI Tokuzo)
生年月日:1976年8月23日生まれ
出身:北海道
7歳から柔道を始める
天理高校→天理大学卒。
2005年 環太平洋柔道選手権大会 準優勝
2018年 世界ベテランズ選手権100kg級 優勝
コーチキャリア:2008年よりロサンゼルス天理道場師範。
居住国:アメリカ(ロサンゼルス)
ロサンゼルス天理師範。日本酒輸入ビジネス(SAKEMAN White)。
全柔連国際委員会在外委員。

2024年アブダビ世界選手権大会

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