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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.13 中西 美智子さん

プロフィール

中西 美智子(なかにし みちこ/旧姓:西篠) 1958年宮城県生まれ
直心館 中西道場主宰、東海大学体育学部非常勤講師
講道館柔道女子七段

主な戦績:

1981年、1986年 全日本女子柔道体重別選手権大会 56㎏級 優勝
1981年 アジア柔道選手権大会 56㎏級 2位
1983年 環太平洋国際柔道大会 56㎏級 2位

今回、私は女子柔道の草分けの一先駆者として歩んできた歴史を掻い摘んでお話しさせて頂きます。
私が柔道に縁があったのは、高校入学時クラスメイトの柔道部5人から入部を勧められたのがきっかけでした。高校では、中学で目指していた陸上競技で全国大会出場を目標に頑張るつもりでしたが、好奇心旺盛な私は“柔道”に転身、初の女子柔道部員として在籍しました。
その当時、東海大学のOBの方から「これから日本の女子柔道も世界大会やオリンピックに参加できる見通しだから東海大学で本格的に柔道をやってみないか?」と声をかけて頂きました。がしかし、私は幼少期よりピアノを習っており音楽大学進学希望でした。先輩が何度となく、自宅に足を運んで下さり両親を説得。お陰様でひと言も否定されることなく「好きなことをやりなさい!!」との両親の言葉に押され、これまた「初の女子柔道部員」として東海大学柔道部に入部させて頂きました。(その時だけは、毎日8時間以上のピアノの稽古から解放されラッキーと思いました。(笑))
ところが、稽古を目の当たりにし、高校の部活とは段違いのレベルの差、部員数の多さに圧倒され、毎日が「この100人の猛者たちの中でどうしたら自分の存在感を示せるか…」
葛藤の日々が続きました。孤独との戦い、怪我との戦い、全てにおいて“忍耐”の連続でした。だからと言って私の頭の中には“退部” “逃避”等の文字は全く浮かびませんでした。何も言わず送り出してくれた両親のため、とにかく「何としてでもしがみつかなければ」という強い意志だけで乗り越えて来ました。もちろんそこには、多くの心ある先輩方や同級生の存在がありました。本当にありがたかったです。
卒業後は、東海大学職員として在籍させて頂き現役続行。東海大学松前柔道塾で指導させて頂きながら、当時の総長松前重義先生がIJF会長に就任された為、その事務局のお手伝いをする機会も得られ貴重な経験をさせて頂きました。
その後、結婚し国際武道大学に転勤。職員として働きながら現役続行するも、今の時代のように仕事と両立しながら選手を続けていくという環境が整っておらず、同僚からは「なぜあの人だけ?」という眼を向けられ、申し訳なさと気まずい思いを持ちながら、早退しての稽古参加。“優勝”する以外に恩返しは見つからないと奮起。毎日、学生との朝トレ、昼休みの3時間は自主トレ、3時以降稽古という日々でした。
そして、全日本女子体重別選手権大会の1ヶ月程前、体調に異変を感じ、減量の影響かな?と思いつつも女の直感で「妊娠したかも…」と感じましたが、病院には行かず気休めにお腹に晒を巻いて試合場へ(笑)。職場からの配慮で稽古をさせて頂いていた手前、欠場することはどんなことがあっても避けたいという思いでした。その試合での優勝により、念願の福岡国際や他の国際大会出場の機会を得ましたが、妊娠4ヶ月を宣告された私には、減量どころか、月日が経つにつれ体重調整不可能で辞退せざるを得ませんでした。
その後は、審判員としての道をつけて頂き、宮城の母と福岡の義母との子育ての協力を得て、国内外への審判活動を今なお継続させて頂いております。昨年度は、東京学生柔道連盟より女性初の永年審判員活動の表彰も頂きました。
また、東海大学入学当時から少年指導の機会を得、松前柔道塾での長年の指導経験が、現在の自宅道場(直心館 中西道場)や大学での一般学生への柔道指導に生かされています。
振り返れば、女子初代として『道なきところに道を創る』柔道人生だったと思います。先駆者ならではの様々な困難も、地道な努力をおろそかにせず、認めてもらえないからと不平不満、愚痴、非難、否定せず、素晴らしい人生経験と捉えるならば、多くが後輩となる人々の土台となり、また柔道の底辺拡大の為に深く広く根を張り、枝葉も茂り、やがて果実をつけ、その実は、後世の人々に役立つこととなり、嘉納治五郎先生の『精力善用 自他共栄』に繋がっているものと信じます。
これから益々ご活躍される皆様方も、それぞれの立場や役割が違うと思いますが、おひとりおひとりの個性を輝かせ、今を精一杯頑張り前進していって頂きたいと思います。
“自分に負けない” “コロナに負けない” 心で、お互い様頑張りましょう!!

自宅に併設されている直心館中西道場 にて

 

次回は審判活動等をきっかけに、中西(旧姓:西篠)美智子さんと
プライベートでも親交のある田辺陽子さんが登場します。

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