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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No. 122 小戝 恵子さん

プロフィール
小戝 恵子(こざい けいこ/旧姓:馬籠)1983年 滋賀県生まれ
看護師(滋賀県内病院勤務)
講道館柔道女子三段

主な戦績
2001年 全国高校選手権大会 78kg超級 3位
2004年 全日本学生体重別選手権大会 78kg超級 優勝
2006年、2007年 実業団個人選手権大会 2連覇
2005年、2006年、講道館杯 78kg超級3位

皆さんこんにちは。小戝恵子です。
前回の湯田(旧姓:大伴)美代子先輩からバトンを受け取らせていただきました。今回、自身の事をこのような場でお話しをさせていただく機会を与えて下さり感謝致します。美代子先輩は高校の1つ上の先輩です。私は高校から柔道を始めたので、先輩の背中を見てたくさんの事を学び教えていただき、尊敬する先輩の1人です。

私は、草津高校に入学した1週間後に、柔道部顧問の平瀬先生と石橋先生が勧誘の為に自宅まで来て下さったことがきっかけで柔道を始めました。
話の中で「宝石に例えると今は原石。石を磨けば磨くほど宝石にもなる。その素質がある。」と言われたのが最初でした。父に「同じやるなら、最初から始めた方がいい。もし柔道をするなら途中でケツを割るようなことはするな。」と言われ、柔道を始める決意をしました。柔道を始めた当初は、軽量級の選手にも簡単に投げられていました。柔道の練習で、平瀬先生に手取り足取り指導をしてもらいました。また、男子部員にもたくさん稽古をつけてもらいました。そのお陰で、全国高等学校女子柔道選手権大会78㎏超級で3位に入賞することが出来ました。大会には白帯で出場したので、当時はインパクトがあったと思います。高校卒業後は、看護学校に行き看護師になりたいと思っていました。しかし、平瀬先生の「看護師はいつでもなれる。でも柔道の競技生活には限りがあるから今は柔道を続けたほうがいい。」との言葉に、当時はいろんな葛藤があり悩みました。最終的には柔道の名門である東海大学に進学をしました。高校時代は「教えてもらった事を練習する」から大学では「考えて柔道をする」練習への変化に最初は戸惑いました。メンタル面においてもたくさんのトップ選手がいる恵まれた環境下で練習をする事で、「学生大会で優勝したい」や「全日本の大会で優勝したい」という目標意識が自然と高くなっていきました。その結果、全日本ジュニア選手権大会や全日本学生個人選手権大会で優勝する事が出来ました。その他たくさんの全日本の大会に出場し結果を残す事が出来ました。大学卒業後は滋賀に戻り、社会福祉法人ほのぼの会 特別養護老人ホームふれあいに入職させていただきました。仕事は主に事務職と柔道の2足のわらじを履きながら3年間お世話になりました。再び、平瀬先生に柔道の指導をしていただきました。練習場所の確保は大学時代に比べると、決して良い環境ではなかったかもしれません。しかし、たくさんの方々に応援していただき、ご協力や御支援をいただいたお陰で、実業個人選手権大会で2連覇する事が出来ました。また、カナダ国際大会においても優勝することができました。

柔道を通じてたくさんの試合に出場させていただき、たくさんの場所へも行かせてもらい、他の人では経験出来ない貴重な時間を過ごす事が出来たと思います。でもやはり一番は、柔道を通じてたくさんの人達と出会えた事が、私自身の財産であり宝物になっています。私の柔道競技生活は10年間。長いようで短いですが、人よりとても中身の濃い柔道競技生活を送ることが出来たと自負しています。

25歳の時に、ずっとなりたかった看護師の道に進みましました。3年間の看護学校生活を経て29歳で念願の看護師になり、今年で12年目を迎えました。看護実践の中で私が大切にしている看護は、「患者さんと関わる時間」です。目の前にいる1人1人の患者さんと向き合い、一瞬一瞬を大事にすることが「気づき」や「患者さんを看る」ことに繋がると考えています。そして、常に患者さんの目線で物事を考え、遠慮のない関係性を築き、その人らしい生き方を一緒に考えていく関わりを大切にと、日々取り組んでいます。私の場合、少し遠回りをして看護師になりましたが、柔道で培った事が看護師にも通じる事がたくさんあります。今となっては心から柔道というスポーツに出会えて本当に良かったと思っています。

昨年、柔道の繋がりでご縁に恵まれ、結婚を致しました。物の考え方や生活スタイルも変化する中で、家族に支えられて生きている事を実感する日々です。

これからも常にありがとうの感謝の気持ちを持ち、たった1度きりの人生、自分色の花を咲かせていけたらと思います。皆さんも諦めずに何か1つの事を一生懸命打ち込んでみて下さい。必ず自分色の花を咲かせる事が出来ると思います。一緒に頑張りましょう。

2001年-高校選手権大会
2004年-全日本学生柔道体重別選手権大会

次回は、小戝さんの東海大学時代の同級生である、駒木奈緒美さんが登場します。

2024年アブダビ世界選手権大会

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