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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No. 99岡本さおりさん

プロフィール
岡本 さおり(おかもと さおり/旧姓:川村)1970年 三重県生まれ
四日市市立三滝中学校 家庭科教諭・柔道部顧問
三重県柔道協会 強化委員、女性委員長 ※三重とこわか国体女子チーム監督
講道館柔道女子五段

主な戦績:
1989年 ブルガリア国際柔道大会 56kg級 優勝
1990年 アジア競技大会(北京) 56kg級 5位
1992年 全日本女子柔道強化選手選考会 56kg級 優勝

今回、私の尊敬する土川美和子さんからバトンを受け取りました。出会った頃は、すでに全国で活躍する選手で、強く、明るく、元気で人としても目標となる存在でした。楽しい思い出もたくさんでき、本当に感謝しています。ありがとう。

さて、私が柔道を始めたのは中学1年生からで、父や兄の影響もあり、中学3年間なら柔道を頑張ってみようと入部しました。「やるからには、強くなるぞ!」という気持ちもありました。当時の柔道部は、全国大会へ出場するくらい強い学校で、朝練や放課後の練習はもちろん、他の部活が休みでも柔道部に休みはなく、無我夢中で毎日練習していました。中学2年時に2回骨折して、大切な試合に出場できず悔しい思いをしました。
悔しさからか、高校でも頑張ってみようと3年延期することにしました。中学時にはなかった県外での練習が増え、大変刺激になり一層練習に励みました。高校では、県大会に続き、東海大会で勝たない限り全国大会には出場できません。しかし、なかなか勝てませんでした。そんな時、全日本強化合宿に参加する機会を得ることができました。全国トップの方々との乱取りは一方的に投げられるばかりで、すぐに体中が痛くなりました。「心技体」を兼ね備えた圧倒的な実力を目の当たりにし、私に新たな目標ができました。

2年延期。短期大学に通いながら道場で柔道に打ち込むことにしました。男子高校生と練習し、それから女子だけの練習・トレーニングがさらに数時間ありました。全国の厳しさを幾度の合宿で経験し、やっと納得のいく試合ができるようになりましたが、最終目標の達成には至りませんでした。
私は、自分の弱さを少しでも克服できるように「期限を決める」「身近な目標を設定する」ということを繰り返してきました。失敗することの方が多いけれど「弱さを素直に認め」また目標を定めて「挑戦してみる」ことが大切だと学びました。柔道だけではなく、仕事でも勉強でも。

中学から柔道を始め、現役を終えるまでの15年間で、たくさんの先生方から教えを受けました。どの先生も柔道が強くなるだけの指導ではなく、真の教えは「精力善用・自他共栄」の精神でした。そして、生きていく上で私の中にも浸透し、次は伝えていく番だと思っています。

現在、母校の中学校に務めながら柔道部の顧問をしています。できるだけ柔道衣を着て一緒に動きたいと思うのですが、20年前ならそれほど疲れなかったことも、今ではどっと疲れます。それでも伝えるために、そして私自身ケガをしないように、健康のために続けられたらいいなと思います。また、今まで6校で勤務し、教え子の成長や活躍も楽しみとなっています。教員として、柔道の先生として頑張る教え子と共に活動できることは、私にとって大変うれしいことです。
微力ではありますが、協会での強化や普及活動にも携わっています。恩師、教え子、先輩、後輩…たくさんの仲間たちと活動しています。これまでの感謝の気持ちを忘れず、自分のできることを一生懸命やっていきたいと思います。

コロナの影響で中止となった、みえ国体で「柔の形」の演武をするために、練習してきた仲間と先生方です。柔道経験者だけでなく、子どもの影響で柔道を始めた方もいます。
三滝中学校の柔道部の生徒と指導者

次は、選手時代からのお友達、浦川(旧姓:坪井)由香里さんにつなぎます。

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