会員登録
取材・
肖像使用
賛助会員

文字サイズを変更する

サイト内検索

お知らせ

【女子柔道振興委員会】JJ VoiceNo. 92 渡辺華奈さん

プロフィール
渡辺華奈(わたなべ かな)1988年 東京都生まれ
プロ総合格闘家
講道館柔道女子四段

主な戦績:
2007年 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 63kg級 優勝
2009年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 63kg級 5位
2016年 アジアオープン・台北 57kg級 準優勝

皆様、こんにちは!渡辺華奈と申します。大学時代の同期である田知本愛からバトンを受け取り、今回執筆させていただく事になりました。偉大な先輩方後輩方の中、私のような者が参加させていただける事に大変光栄に思います。JJ Voiceは読者として楽しく読ませていただいています。

たっちー(田知本)とは中学時代に全日本強化合宿で交流があり、その後同じ東海大学に進学し4年間を共にしました。努力家で強く、常に背中を見ていた存在で、大学時代はキャプテンとしてチームを引っ張ってくれました。卒業してからも活躍し、多くの成績を残す姿を見て心から尊敬していました。今はお互い柔道選手を引退して中々会う機会がありませんが、また集まって楽しい時間を過ごせる日を楽しみにしています。

私は今、柔道界から離れ総合格闘技という競技のプロ選手として海外の団体で活動しています。少し他の方々とは違った経歴ですが、私なりに柔道に対しての思いを書かせていただこうと思います。

小学校の頃に柔道を始め、中・高・大・実業団で柔道部に所属し28歳まで現役としてJR東日本女子柔道部で選手をさせていただいていました。オリンピックを夢見て取り組んでいましたが大学生になり社会人になり、段々と自分の中で現実が見えてきました。もうオリンピックには到底行けないとわかっていましたが、それでも自分の中の目標だけは達成したく大分ベテランまで柔道を続けていました。2017年に講道館杯の出場権を逃した事で現役生活に一区切りをつける事になったのですが、自分の中で何か燃え尽きていない気持ちがありました。『まだアスリートとしていたい、挑戦したい』と言う思いがあり、今までやってきた自分の大好きな柔道を活かし世界一を目指せる競技は何かと考えました。昔からよくテレビで見ていていつかはやってみたいと思っていた総合格闘技に転向することを決め、当時所属していたJR東日本を退社し格闘家を目指す事になりました。退社する際に監督やコーチに相談したところ、応援してくださり快く送り出してくれました。自分勝手に辞める自分を応援してくれ、後に試合にも見にきて下さり、本当に自分は周りの方々に恵まれていると感じました。今では柔道時代の多くの仲間が応援してくれています。

柔道時代、本気で勝つために柔道に取り組んでいました。全然勝てなくて色々と苦しいこともありましたがそれでも続けました。思うような結果は残せなくても本気で物事に取り組むと、同じ志を持った素晴らしい仲間に出会える。それは一生の宝になる。柔道を辞めた今、それを凄く感じています。今でも一番仲の良い心の許せる仲間は全て柔道で繋がった友達です。柔道界から離れて一つの事に全力で努力し続ける人は中々いないと感じています。柔道に本気で取り組んだお陰で今の仲間達に出会えました。本当に柔道に感謝したいと思います。
柔道時代、沢山練習したし自分の中では沢山努力したつもりでした。今思えば甘かったと思います。結果は出ず、努力したって報われないとひねくれた時もありました。格闘家に転向し、レスリングや打撃、柔術など柔道にはなかったルールも多くありますが、私の戦いの基盤となっているのは間違いなく柔道です。基礎体力や体の使い方、投げ技、抑え込みなど多くを活かすことが出来ています。柔道現役時代、寝技に力を入れている時期がありました。中々試合では出すことは出来ませんでしたが今それが凄く生きて役に立っています。

そして何より自分を追い込む、自分に負けないと言った気持ちの面で役に立つことが凄く多いです。柔道の練習は本当にキツくて、今考えても全日本合宿以上に辛い経験をしたことがありません。心が折れそうな時『あれだけの事をやってきたからから他の格闘家とは違うんだ』『柔道家は強い事を証明したい』と言う気持ちが自分を支えています。勝手ながら柔道家を代表して戦うと言う気持ちまで芽生えています。

『努力は必ず報われる』

賛否のある言葉だと思います。努力してもダメな時もあると思う方も多いと思います。しかしすぐ報われなくても違った形で必ず自分に返ってきます。柔道に真剣に取り組んだことで柔道では結果は残せなかったですが、今格闘技を競技する上で凄くそれが役に立っています。また、そのおかげで素晴らしい仲間にも出会えました。
『努力は必ず報われる』と言うことを柔道人生を通して学びました。
大好きな柔道、自分が人生を賭けて取り組んできた柔道で柔道家としての誇りを持って格闘技の世界一を目指し戦って行きたいと思っています。

コロナ禍で今は大変な時代です。何かを始める事は少し前より大変な世の中になっていますが、一生懸命何かに取り組むことで人生は大きく変わると思います。私が柔道で学んだことを少しでも多くの人に伝えていきたいと思っています。

JR東日本女子柔道部時代にチームメイトの大路(旧姓:笠原)歩美と、中山(旧姓:大住)有加と練習の際に撮った写真

次回は、渡辺さんの実業団時代(JR東日本)のチームメイトである、大路(旧姓:笠原)歩美さんが登場します。

2022年世界柔道選手権大会

協賛SPONSOR

オフィシャルパートナー

東建コーポレーション
ホームメイト

オフィシャルスポンサー

MIZUNO
近畿日本ツーリスト

オフィシャルサプライヤー

東洋水産
セイコー
コマツ
三井住友海上火災保険株式会社
日本航空
大塚製薬アミノバリュー
JR東日本
シミズオクト
大和証券
パーク24
みずほフィナンシャルグループ
vtec
airweave
丸大食品
羽田タートルサービス
旭化成株式会社

オフィシャルサポーター

ALSOK
Nippon-Express
TPR
MAMEZOU K2TOP HOLDINGS

公認スポンサー

伊藤超短波株式会社
株式会社九櫻
ベステラ株式会社

推薦スポンサー

フジタス工業株式会社
懐石料理 青山
トップアスリートのための暴力・ハラスメント相談窓口
スポーツくじ
GROWING
スポーツ振興基金
競技力向上事業(JAPAN SPORTS COUNCIL)
アンチ・ドーピング
ドーピング通報窓口
JALネクスト
Sport for Tomorrow