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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.177:蓬田智佳さん

プロフィール
蓬田 智佳(よもぎた ともか)1992年 栃木県生まれ
東京かつしか赤十字母子医療センター職員
講道館柔道女子四段

主な戦績
2009年 世界ジュニア柔道選手権大会 44kg級 優勝
2015年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 出場

JJ Voiceで紹介していただいた美樹先輩は、エネルギー量が桁違いで、周りを一瞬で明るくしてしまう方です。そのパワフルさと行動力にはいつも刺激をもらっています。私にとって、尊敬と憧れの存在です。
永遠の舎弟として、一生ついていきます!笑

今回は、私が一年前にドイツで体験したことを踏まえ、その学びや気づきをお伝えしたいと思います。

JR東日本で5年間現役生活を送り、その後、約4年間社業にも携わりました。そして、多くの方々のお力添えをいただき、ドイツへ柔道指導という形で派遣していただきました。
帰国後は退社をしましたが、現役時代を含め、最後まで挑戦の機会を与えてくれた会社には今も心から感謝しています。

ドイツではジュニア世代の指導とナショナルチームの選手サポートに携わりました。

中でも印象に残っているナショナル合宿では、選手のコンディション管理が徹底されており、練習前には毎回血液検査が行われていました。
その日のコンディションを、感覚ではなく数値で確認するためです。
データをもとに練習内容や負荷は調整され、今日は追い込める日なのか、回復を優先すべき日なのか、今できることに集中する日なのか。
それらを「気合」や「なんとなくの調子」ではなく、客観的な指標で判断していました。

女性アスリートは月経周期によってコンディションが左右されやすく、月経前は関節が緩みやすくなるなど、怪我のリスクが高まる時期もあると言われています。
私自身も現役時代、関節の緩みに悩んだことがあり、身体の変化を理解することの大切さを今は強く感じています。

このような環境のなかで練習に取り組むドイツ選手たちは、ヘッドコーチに対しても臆せず意見を伝え、自身の状態や練習メニューに対する考えを共有していました。
与えられたことをただこなすのではなく、自ら考え、自らの責任で行動する、自立した姿がとても印象的でした。

ドイツらしい合理的な育成が、近年ドイツ柔道が国際舞台で存在感を高めている理由の一つではないかと感じました。

一方で、日本柔道の圧倒的な練習量がこれまでの強さを支えてきたことも、揺るぎない事実であり、限界を越える経験は、競技者であるからこそ味わえる貴重な学びです。

素直な気持ちで学ぶ姿勢を大切にしながら、やり込む力や見極める力、従う力と自ら考動する力。こうした力を育てていくことが、女子柔道の持続的な発展につながると思います。

最後に、私は今、ずっとやりたかった人事厚生の仕事に就いています。
電話を取り、「はい、人事蓬田です。」
そう名乗る瞬間がとても好きです。笑

これまで柔道を通して、人と人との繋がりの大切さを学んできました。人事の仕事も同じように、人に最も近い場所で、制度の向こうにはいつも誰かの生活や想いがあることを実感しています。

人事蓬田として、胸を張れる仕事をこれからも誠実に、責任を持って果たしていき、そしていつか、柔道の発展に少しでも貢献できるよう、日々の仕事も柔道への想いも大切に積み重ねていきたいと思います。

 

 

※女子柔道の振興ページではJJ Voiceコラムのバックナンバーをはじめ様々な情報を掲載しています。
こちらから是非ご覧ください。

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