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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No. 107 川原 久乃さん

プロフィール
川原 久乃(かわはら ひさの/旧姓:盛島)1977年 埼玉県生まれ
埼玉県立武道館勤務
平成国際大学女子柔道部コーチ
講道館柔道女子六段

主な戦績:
1994年 全国高等学校柔道選手権大会 61㎏級 3位
1995年 インターハイ 女子団体 準優勝
1995年 全日本女子柔道団体優勝大会 優勝 埼玉県チーム
1999年 皇后盃全日本女子柔道選手権大会 出場

主な指導歴:
2000年~2002年 埼玉栄高等学校
2003年~2004年 東松山市立南中学校
2005年~2015年 花咲徳栄高等学校
2016年~現在 平成国際大学女子柔道部

令和5年が始まり柔道を愛し日々の練習や教育にご精進されておられる皆様方のご活躍とご多幸をお祈り申し上げます。
この度、現在同所属で一緒にお仕事をさせていただいております三宅仁監督からバトンを引き継ぎました、川原(旧姓:盛島)久乃と申します。
貴重な機会を賜り厚く御礼申し上げます。

今回は、指導歴23年を振り返りつつ、社会人として、妻として、母として、女性指導者として、迷いながら、悩みながら進んできた様子をご紹介できればと思っております。何卒よろしくお願い申し上げます。

先日、お陰様で長女が成人を迎え、次女の大学進学も決まり、母として子育てが一段落しつつあることに安堵しております。今日まで、関わってくださった全ての皆様にこの場をお借りし感謝申し上げます。

さて、簡単に指導人生を振り返りますと、20代は子育てに追われ、チームを軌道に乗せるのに精一杯、猪突猛進する日々でした。
子どもが小さい頃の家族団らんと言えば、土・日曜日の部活が終わった夕暮れ時に少し公園で遊ばせるくらいが触れ合う時間で、決して良き母ではありませんでした。柔道部のコーチ業をしながらの子育ては、今振り返れば、若かったからできたことという一言に尽きます。昨今の社会常識から考えれば、仕事とプライベートの境が曖昧で、当時の生徒は色々な意味で苦労が絶えなかったことだろうと今更ながら深く反省する日々です。まだ子育ての真っ最中の方々は、あっという間に大きくなってしまう子どもに寄り添い、成長を見られるこの瞬間をどうか楽しんでお過ごしくださいませ。経験として、練習の見学に来られた保護者様に、子どもたちをあやしていただいたりすると、少し心にゆとりができ、指導にも集中できてとても助かった記憶がございます。20代の頃はできませんでしたが、抱え込まずもっと周りを頼って甘えても良かったのかなとつくづく感じます。昨今は、少しは子育てのしやすい環境にはなりつつあります。柔道界でも女性の社会進出は大きなテーマとして改善に取り組んでいるところです。

30代を思い返すと、少し自分のキャリアについて考えるようになりました。ワークライフバランスを考えた時、正規採用として教職に復職するのではなく、家族の予定を鑑みて、自分のやりたい仕事に携わるダブルワークという選択をしました。35歳から現在まで、そのスタイルで社会との接点を保ち、柔道指導との両立とバランスを心掛けながら、社会人としての在り方を模索してきたように思います。

40代に入り、社会人として年代的に責任のある仕事を任されるようになりました。「どうしたら社会に貢献できるか?」を真剣に考え始めました。その思いを形にすべく、来年度は、埼玉県立武道館の新規事業として、中学生を対象とした「武道塾」の立ち上げ、「国際武道交流事業」、武道館から外へ目を向け企業とコラボレーションしながら武道普及を行う「あそぶどう」体験会の実施、「武道館流安全な転び方教室」の実施を企画しております。多くの方のご支援とご協力を賜りながら、好きな仕事に携わることができていることは幸せなことだと感じております。

先日、平成国際大学の道場に花咲徳栄高校時代の教え子が自身の子どもを連れて顔を見せてくれました。元柔道選手の女子たちが安心して気軽に遊びに来られる環境作りと、現役女子選手が指導者になることへの不安が少しでも解消出来るよう、埼玉県女子柔道振興委員会の活動をとおして力を尽くしてまいりたいと思います。今後は、柔道普及に力を注ぎ、健康に気をつけながら自分自身を成長させていきたいものです。

~いつまでも夢や希望を諦めないことがあたり前の柔道界へ~

2022年全日本学生優勝大会にて平成国際女子柔道部と記念撮影
花咲徳栄高校柔道部OGが平成国際大学の練習に遊びに来てくれた時の様子
平成30年度埼玉県女子柔道振興委員会時の様子

次回は、大学の大先輩である、バルセロナオリンピック52kg級銀メダリストの溝口紀子さんが登場します。

2024年アブダビ世界選手権大会

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