December 9, 2019

第21回夏季デフリンピック(台湾・台北市)柔道競技報告

第21回夏季デフリンピック(台湾・台北市)柔道競技報告

 聴覚に障害のある方のオリンピックである「第21回夏季デフリンピック」が、9月5日~15日、台湾・台北市で開催されました。
8日から10日の3日間は、柔道競技が初めて公式競技として行われ、日本からは男子選手5名が参加しました。  今回は、この試合結果について、柔道選手団の派遣元である全日本ろう者武道連合から以下のとおり報告を頂きましたので、ご紹介します。

報告

全日本ろう者武道連合  柔道 監督 石橋 千草
柔道事務局 柴崎由美子

第21回夏季デフリンピック柔道競技に向けては、フランスで行われた世界選手権大会と台北で行われたプレ大会で入賞した選手を日本代表として選出し、試 合に臨みましたが、諸外国勢は、新しく参加した国や、若い選手の加入により技や力のレベルが上がっており厳しい結果となりました。唯一、100kg級の山 田光穂選手が全試合一本勝ちという素晴らしい試合内容で優勝しました。今回参加して感じたことは、組み手や体捌きについてさらに研究を重ね、技も単発では なく、崩してから技を繋げて投げるという練習をしていかなければ、世界の柔道に通用しないと思いました。
以下に、日本選手の結果を示します。

66kg級 東 智宏 1回戦敗退

1回戦
相手名 ダ シルバ
国名 ブラジル
内容 一本負け
決り技 内股

序盤から積極的に攻めていたが、後半、相手の組み手になり内股で一本負け。

 

73kg級 宮山 賢治

1回戦 2回戦 敗者復活1回戦
相手名 マメディエフ ジュン・ジンウン ロイ
国名 アゼルバイジャン 韓国 フランス
内容 一本勝ち 一本負け 一本負け
決り技 隅返 横四方固 谷落

1回戦は互いに指導を重ね、試合終盤、隅返で一本勝ち、2回戦は指導を2つ受け相手ポイントとなり、後半、横四方固で一本負け。

 

81kg級 南 栄一

1回戦 敗者復活1回戦
相手名 チアラモンテ ドゥベンデイ
国名 カナダ ロシア
内容 一本負け 一本負け
決り技 掬投 掬投

1回戦は内股に入ったところを掬投で合わされ一本負け、敗者復活戦では試合中盤、掬投で一本負け。

 

90kg級 須川 幸一

1回戦 2回戦 敗者復活1回戦
相手名 アルカンタラ バストゥグ リン・マオチャン
国名 ブラジル トルコ チャイニーズ・タイペイ
内容 一本勝ち 一本負け 優勢負け
決り技 払巻込 送襟絞 優勢

1回戦は試合開始直後に払巻込で一本勝ち、2回戦は自分の組み手になれず、もつれた後、そのまま寝技になり送襟絞で一本負け。敗者復活戦では技に入ったところを返され、有効を二つ取られ優勢負け。

 

100kg級 山田 光穂

リーグ1回戦 リーグ2回戦 リーグ3回戦 リーグ4回戦
相手名 クレスポ ラブロフ アリューズ グラグチャー
国名 フランス ロシア トルコ モンゴル
内容 一本勝ち 一本勝ち 一本勝ち 一本勝ち
決り技 送襟絞 内股 内股 内股

1回戦は開始直後、小外掛で有効を取られたが、残り28秒、送襟絞で逆転の一本勝ち。2回戦は指導を2つ重ね、試合後半、得意の内股で一本勝ちし、3回戦は終始自分の組み手になり指導を2つ取り、内股で一本勝ち。4回戦では開始直後に内股で一本勝ち。

 

VSmongor
100kg級リーグ4回戦 対モンゴル代表
hyousyou
表彰台のトップに立つ100kg級・山田光穂選手
kinndaisaizu
金メダルを勝ち取りました