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イラン柔道指導報告書(10.5.7)

イラン柔道指導報告書

川内谷 一志

1. 派遣先国

イラン共和国

2.期間

平成22年2月24日(水)~3月4日(木)

3.会場

イラン オリンピック コミッティー(柔道場)

イランすべての競技のナショナルチームの合宿等が行われていて、設備等とても

良く整備されていました。柔道場も畳が200畳ほどありきれいな道場でした。

4.受講者

イラン全土から70名の指導者が集まりました。年齢は30歳から60歳くらいまでとかなり幅があり、ほとんどの指導者が自分で道場を持っているということでした。中には世界選手権2連覇の「ARASH MIRESAEILI選手 ―60kg」や、世界選手権銅メダルの「MAHMOUD MIRAN選手 +100kg」、アジア選手権金メダルの「AMIR SARBAZ選手 ―60kg」、アジア選手権銀メダルの「KHOSRO DALIR選手 ―81kg」など参加しており、顔見知りだったので昔の話などをしながらの楽しい講習会でした。また、これは私の柔道人生において始めての経験だったのですが、ブルカとかニブカと言われる、イスラムの婦人が頭からかぶって全身をおおう一種のマントを身に着けた女性が参加しました。ただ、本来女性は男性と一緒に道場に入ることは出来ない(もちろん練習は禁止)が、今回は特別と言うことで見学の許可が下りたそうです。

5.講習内容

今回はALI REZA AMINI会長の要請で、私の他にもう一人、HAJI YOUSEFZADEH先生も参加しました。彼はOSコース(オリンピックソリダリティー)で、私の親友でもある元ベルギーナショナルコーチのヤスケビッチ先生と同じく、トルクメニスタンなど数カ国に指導に行った経験があるとのことでした。期間は4日間と短く、さらに会長の要望で最終日には試験をしなければならなかったので、実質は3日間の指導でした。内容は礼法から始まり受身、組み方や姿勢、立ち技においては代表的な投げ技、HAJI先生と組んでの連絡技及び返し技、寝技においては相手が四つんばいからの攻め、相手を引き込んでからの攻め、絞め技、十字固めと短い時間ですが満足のいく指導が出来たと思っています。最終日は、HAJI先生と連盟のコーチが3日間の講習内容から選んだ項目を、私を含め3人で試験を行いました。

6.まとめ

(1)感想

今回のイランの指導は、私にとって中央アジア5カ国目になります。いつも思うことですが、海外で柔道をしている人達は、本当に心から「柔道」を愛し、技術は勿論、柔道の精神を学ぼうという姿勢が強く感じられます。受講者が70名もいたのでだんだん減っていくのかなと思っていたのですが、全員最後まで真面目に受講してくれました。講義は午前と午後2回行ったのですが、講義の後の質問が多く、時差も手伝ってかなりハードでした。会長は、オリンピックや世界選手権は勿論、イラン柔道の底辺を拡大し、もっと柔道人口を増やしたいと語ってくれました。会長自信もナショナルコーチの経験もあり、柔道を熱く語っている姿は本当に柔道が好きなんだと感じました。イランでは、MIRESAEILI選手のように試合で戦績を残した多くの選手がクラブで指導しています。会長の熱い思い、柔道連盟のバッアップ、優秀な指導者達。近いうちに、第二、第三のMIRESAEILI選手、そして、オリンピックチャンピオンが誕生するのだろうと思いながら講義を終えました。

(2)終わりに

先にも書きましたが、ブルカやニカブを着た女性が柔道をするのを始めて見ました。彼女達も当然国際大会はもちろん、世界選手権やオリンピックには出場出来ないことを承知で稽古をしているのです。他の競技、例えば水泳だったら「肌の露出は嫌だから水着は着たくない、でも水泳はしたい」と言ったところでしょうか?最終日は、予定には入っていなかったのですが、彼女達の強い要望で急遽男子の後に試験を行うことになりました。技術面ではまだまだ学ぶところが沢山あります。しかし、何よりも彼女達の真剣な眼差しに深い感銘を受けました。現在では、どうしても競技スポーツとしての柔道が強調されがちですが、やはり、柔道本来の姿である「精力善用」、「自他共栄」と嘉納先生の教えにあるように、彼女達のような人達に、容易に柔道が出来る場を与えてやることも重要なことではないかと考えます。これからも様々な困難に打ち勝って柔道を続けていってほしいと思います。

最後に、滞在中すべてにおいてお世話になったHASSAN ROSHANAIE氏、柔道連盟会長のALI REZA AMINI氏、そして、このような機会を与えていただいた全日本柔道連盟の関係者の方々に心からお礼を申し上げて報告と致します。

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