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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.174:飯田絢子さん

プロフィール
飯田 絢子(いいだ あやこ/旧姓:塩瀬)1990年 埼玉県生まれ
三井住友海上火災保険株式会社 埼玉第一支社所属
講道館柔道女子四段

主な戦績:
2008年 全国高等学校総合体育大会 57㎏級 優勝
2011年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 57㎏級 3位
2015年 講道館杯全日本柔道別選手権大会 63㎏級 3位

こんにちは。三井住友海上の飯田絢子(旧姓:塩瀬)と申します。このたびJJ Voice執筆の機会をいただき、大変光栄に思っております。ありがとうございます。
今回バトンを繋いでくださった早川(旧姓:大友)真貴子先輩は、埼玉栄高校時代の同じ階級のライバルであり、社会人になってからもどこか似た空気感を持つ同志だと勝手ながらに感じておりました。先輩は生粋の負けず嫌い!(笑) そんな先輩を必死に追いかけた日々を思い出します。これからも近況報告ランチ会、楽しみにしていますね!

さて、私が柔道を始めたきっかけは、自宅に投函されていた「柔道初心者教室 募集」のチラシでした。また、幼少期から柔道経験者の父と普段から柔道のような遊びをしていたこともあり、「柔道って楽しそう!」という気持ちで始めたのを覚えています。

中高生時代はきつい中でもとても楽しく柔道ができ、順調な柔道生活を送っていた私でしたが、高校卒業後、社会人になってから勝負の世界の厳しさに直面しました。入社当時の三井住友海上柔道部には、オリンピックメダリストや世界レベルの先輩方が多数在籍していました。練習では組むことすらできず、立ち続けることもままならず。ふらふらになりながらも、必死で練習メニューをこなすだけの日々でした。学生時代とのレベルの違いを痛感し、自分の未熟さを思い知らされる毎日。この状況の中で、怪我や減量の苦しさ、焦り、無力感に苛まれ、心身ともにボロボロの状態でした。
そんな苦しい時期に、ある先輩からいただいた言葉があります。
『選択に迷った時は、楽より苦を選びなさい。』
当時はなぜこの言葉をかけていただいたのか理解できませんでしたが、その言葉を呪文のように唱えながら踏ん張り続けました。そして様々な経験を通じて、今、少しだけその意味がわかる気がします。苦を選んだ先にある幸福感は、何にも代え難いものです。
柔道を通じて学んだ勝負の厳しさ、負けた側の気持ち、最後まで諦めない心…これらは、人生においても大切にしたい教訓です。

現在は三井住友海上の営業部として働きながら、二児の母として毎日奮闘しています。
柔道とは別世界のセカンドキャリアとして、まったく異なる環境で新しい挑戦を続けております。
そして、子供たちの無邪気でかわいい姿に癒される毎日を送りながら、親になった今だからこそ、現役時代に苦しんでいた私を両親がどれほど温かい気持ちで見守ってくれていたのかを、改めて実感しています。
最後に、柔道を通じて出会えた素晴らしい指導者や仲間たちは私の宝物です。そして、辛い時に支えてくださった家族や恩師、先輩・後輩、友人をはじめ、すべての方々に心から感謝しています。
これからも柔道競技の素晴らしさがたくさんの人に広がりますように(^^)

 

※女子柔道の振興ページではJJ Voiceコラムのバックナンバーをはじめ様々な情報を掲載しています。
こちらから是非ご覧ください。

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