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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.166:中村淳子さん

プロフィール
中村淳子(なかむら あつこ/旧姓:長井)1974年 埼玉県生まれ
コマツ(アドバイザー)
講道館女子柔道六段

主な戦績
1994年、1997年、2000年 フランス国際柔道大会 48㎏級 優勝
1995年、2000年 アジア選手権大会 48㎏級 優勝
1995年、1996年 全日本選抜体重別選手権大会 48㎏級 優勝

主な活動歴
2001年~2008年   全日本ジュニアコーチ
2017年~2021年 女子柔道振興委員会副委員長
2021年~現在   強化委員会副委員長

皆さん、こんにちは。中村淳子と申します。
女子柔道振興委員会からの推薦で、JJ Voiceに執筆する機会を頂きました。
私は、2017~2021年まで女子柔道振興委員会副委員長として携わってきました。本委員会で出会ったたくさんの素敵な方々に、私自身が背中を押してもらうことが多く、一歩踏み出し挑戦する勇気をもらいました。
貴重な出会いに心から感謝しております。
現在、コマツに所属しておりますが、選手、指導者という経験をさせて頂き、今年で28年目となります。柔道をしていた父の影響で、小学校2年生から柔道を始めました。高校時代に岡野功先生の『バイタル柔道』にある「柔道は人生の縮図」という言葉に感銘を受け、ひたすら柔道に打ち込む学生時代でした。
コマツに入社した当初は、まだオリンピック選手を輩出しておらず、選手として私達が悲願を達成するんだ、という思いでしたが、現役時代はその目標を達成することはできませんでした。指導者となる機会を頂き、松岡監督(当時)や選手たちと共に、必死に戦ってきた日々は、きつかった半面、とても充実した時間だったと思います。コマツで初めてアテネオリンピック出場、金メダルを獲得し、支え合ってきた仲間や会社の方々と共に喜び合えた瞬間、新たな歴史を刻めたこと、すべてが一生の宝物となっています。
私は、出産、育児を理由に、自分のやりたいことを諦めてしまっていた時期があったな、と振り返ると思う事があります。本当はもっと挑戦してみたかった、やってみたかったと思っていた自分がいたのかな、と思います。後悔はしていませんが、もっと自分の本音を周りに相談してみたら、やれたこともあったかもしれませんし、未来は広がっていたのかもしれません。柔道会場では「スマイルルーム(託児室)」が設置されるようになり、育児と仕事の両立が少しずつしやすくなっているのではないかと思います。私の娘も小さい頃、スマイルルームを利用させて頂き、今でもその時のお友達のことや、大会を観戦した思い出を話したりすることがあります。子供にとっても、安心して過ごせる場所となっていること、とても嬉しく思いました。今後も、継続して子育て世代を支援していけるよう願っています。
最後に、日本女子柔道は、本当に素晴らしい人材ばかりです。日本に限らず、世界中には素晴らしい女子柔道家がたくさんいます。柔道を通してお互いを敬い、尊敬できる仲間と出会える、今の女子柔道選手たちを見ていると、柔道界の未来は明るいな、と頼もしく感じています。これからも、日本の女子柔道選手たちが活躍できるよう、応援していきたいと思います。

 

※女子柔道の振興ページではJJ Voiceコラムのバックナンバーをはじめ様々な情報を掲載しています。
こちらから是非ご覧ください。

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