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大会情報

平成26年全日本選抜柔道体重別選手権大会レポート(1日目)

今夏、ロシア・チェリャビンスクで行われる世界選手権。その代表の座をかけた戦いがが福岡国際センターで開かれた。大会初日の5日、男子90kg級、100kg級、100kg超級、女子48kg級、52kg級、57kg級、63kg級のあわせて7階級が行われた。
会場では試合のほか、ファンサービスとして、握手会・サイン会が行われ、金丸雄介、塘内将彦、塚田真希、新谷翠、楢崎教子、日下部基栄といった懐かしの選手たちが参加し。子どもたちはもちろん、お父さん、お母さんたちと笑顔で写真におさまるといった姿が見られた。
また、観客席の子どもたちをあずかる託児室「スマイルルーム」を設置。数十分から大会終了まで好きな時間だけあずかってもらえるということで、「眠ってしまったあいだだけ」「もう少し見たいけれど、子どもが飽きてしまった」といったお客様から好評を得ていた。
なお、この握手会・サイン会、スマイルルームともに明日も開催する。

◆男子◆
90kg級
注目のロンドン代表・西山将士、全日本王者の加藤博剛が初戦で敗退と大波乱で始まった90kg級。決勝は期待の新生・ベイカー茉秋と吉田優也という大学の先輩後輩対決となり、吉田が先輩の意地を見せてベイカーからポイントを奪って初優勝を飾った。
吉田優也
「今日は大学と所属からたくさんの人が応援にきてくださっているので、気持ちに応えたいという思いが強かった。結果が出せてよかったです。後輩に先を走られ、負けられないという意地でした、先輩として。まだまだあきらめるわけにはいきません」

100kg級
ベテラン小野卓志がディフェンディングチャンピオンで出場するも2回戦で羽賀龍之介に敗れて敗退。もう一人のベテラン増渕樹も若手に敗れ、決勝は熊代佑輔と羽賀龍之介というこちらも大学の先輩後輩対決に。その戦いはこちらも先輩が意地を見せ、見事な袖釣込み腰での一本勝ちで熊代が優勝を決めた。
熊代祐輔
「羽賀選手にはこれまで2回負けているので、今日こそは絶対に勝ってやろうという気持ちで臨みました。小野(卓志)選手、増渕(樹)選手が活躍し、自分たち中堅、若手はふがいないと思っていましたので、今年こそという強い気持ちがありました。(世界で勝てない階級といわれていることについて)当然のことだと思っています。やるべきことをしっかりとやり、頑張っていきます」

100kg超級
この冬のヨーロッパ遠征で活躍を見せた七戸龍と上川大樹という注目の二人が予想通り決勝に進出。開始早々、七戸がしかけて抑込みに入り、試合は早々に決着がつくかに思われたが上川が返して決まらず。そのままタイムアップで七戸勝利かと思われた残り2秒、七戸が出たところを上川が大外返しで返して「技あり」。大逆転で上川が優勝を決めた。
上川大樹
「内容はまだまだです。技もまだまだです。しっかりと自分の組み手になれないですから。世界に対する気持ちは人一倍強いと思っています。しっかりと結果が出せるように頑張っていきます」

◆女子◆
48kg級
決勝はベテラン山岸絵美と高校を卒業したばかりの近藤亜美となり、若手・近藤が「有効」のポイントで山岸をくだし、うれしい初優勝を飾った。
近藤亜美
「1回戦から厳しい戦いでした。1回1回集中して戦ってきて、終わったら優勝していたという感じです。世界はこれまで夢の舞台、手の届かない世界だと思っていました。これからは優勝するようにしていきたいです」

52kg級
昨年のこの大会、そしてグランドスラム東京とここのところこの階級を制していた橋本優貴が2回戦で姿を消し、決勝は西田優香と中村美里のライバル対決となった。因縁の二人の戦いは、けがから復帰した西田が放った大外返が決めてとなり、万感あふれる涙の優勝となった。
西田優香
「去年大きな手術をしてから、この場に戻るのを目標としてきました。結果が出てうれしいです。(ロンドンに出た中村選手との対戦は)組み合わせをみて、リベンジができると気を引き締まりました。内容はなんでこんな柔道?となさけなかったけれど、この場で勝つことでリオに向けてスタートができるとうれしく思いました」

57kg級
ロンドン金メダリストの松本薫が初戦で敗退するという大波乱が起きた57kg級。決勝の舞台にあがったのは、宇高菜絵と山本杏という今年のグランドスラムパリの決勝での顔合わせ。開始約2分、宇高の見事な大外刈が決まって「一本」。パリでの雪辱を果たした。
宇高菜絵
「素直にすごくうれしいです。柔道をやってきてよかったと思えた瞬間でした。今回はこれまでの柔道人生のなかで一番強い気持ちで臨んだ大会でした。年齢的にベテラン選手といわれる年になりましたが、この階級にはまだ私もいるとアピールをしていきたいですし。最年長者として意地を見せていきたいと思います」
63kg級
注目の阿部香菜が2回戦で敗退。決勝は大住有加、片桐夏海の同級生対決となり、僅差で大住が初優勝を決めた。
大住有加
「優勝を目標としてやってきたのでうれしい。(決勝で戦ったかた片桐夏海は)大学の同級生同士でよく投げられていたので、今日は投げられないようにしましたけど投げられました。(階級変更について)新しい階級で結果が残せてうれしいです。63kg級で代表争いに入れるよう、全大会で成績が出せるように頑張ります」

(公財)全日本柔道連盟
広報委員会 永田千恵

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