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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.183:藤井静香さん

プロフィール
藤井 静香(ふじい しずか/旧姓:浅海)1988年 広島県生まれ
興仁道場代表
講道館柔道女子五段

主な戦績
2010年 全日本学生柔道体重別選手権大会 52㎏級 優勝
2011年 東アジア柔道選手権大会 52㎏級 優勝
2011年 第41回全日本実業団柔道個人選手権大会 52㎏級 優勝

この度、袰谷智美さん(旧姓:岡村)からバトンをいただきました藤井静香(旧姓:浅海)と申します。このような執筆の機会をいただきありがとうございます。袰谷さんとは高校時代からの友人で国体にも一緒に出場しました。今は母となり豪快に子育てを頑張っていることでしょう…。競技の舞台は変わっても、そのたくましさは昔のまま!またご飯行きましょう!

私が柔道を始めたきっかけは、兄が柔道をしていたことでした。子どもの頃は体力が有り余り、そのエネルギーを発散する場がなかった私を見かねて、両親がすぐに道場へ通わせてくれました。
広陵高校から山梨学院大学へ進学し、卒業後はJR東日本スポーツに所属しました。現役時代は度重なる怪我に悩まされ、思うように競技ができない時期もありましたが、今となってはその経験も私を成長させてくれた大切な財産です。

現役引退後は地元・広島へ戻り「興仁道場」を立ち上げ、少年柔道の指導に携わるようになりました。現在は未就学児から中学生まで約50名が在籍しています。道場名の「興仁」には「思いやりの心を持つ」という意味を込めており、勝敗だけでなく人としての成長を大切にした指導を心掛けています。

立ち上げからの10年間で、小学生は3度全国大会に出場、中学女子も昨年全国大会へ団体出場することができました。厳しい戦いに挑戦できたのも、日々努力を重ねている子どもたちのおかげです。また、中学・高校で活躍する卒団生たちが道場に戻り、後輩たちに胸を貸してくれる姿を見ることが、私にとって何よりの喜びです。

道場には多くの女子選手が在籍しています。女子柔道家の減少が課題となる中、実は在籍する女子選手の約9割が「男兄弟が柔道を始めたこと」をきっかけに入門しています。私自身も兄の影響で柔道を始めた一人です。今後もそうした身近なきっかけを大切にしながら、女子柔道の仲間を増やしていきたいと思います。

また、部活動の地域移行に伴い、地域クラブとしての役割も担うようになりました。昨年からは中学生の初心者が4名加わり、道場の在り方も少しずつ変化しています。競技力向上だけでなく、誰もが柔道に親しめる環境づくりを進めていきたいと考えています。

普段は女性の健康づくりに関わる仕事をしながら、夜は週3回の道場指導、そしてだんご3兄弟の母親として慌ただしい毎日を送っていますが、とても充実しています。自分のやりたいことを応援してくれる家族には感謝しかありません。主人も崇徳高校柔道部のコーチとして柔道に携わっており、夜遅くまで柔道や子どもたちの話をする時間が私たち夫婦の楽しみです。

柔道は競技としてだけでなく、人とのつながりや思いやりを育ててくれる素晴らしいものです。これからも広島から女子柔道を盛り上げ、一人でも多くの子どもたちが柔道の魅力に出会えるよう活動していきます。

興仁道場インスタグラム:https://www.instagram.com/konin_dojo?utm_source=qr

 

※女子柔道の振興ページではJJ Voiceコラムのバックナンバーをはじめ様々な情報を掲載しています。
こちらから是非ご覧ください。

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