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【女子柔道振興委員会】JJ Voice No.172:髙市未来さん

プロフィール
髙市 未来(たかいち みく/旧姓:田代)1994年 東京都生まれ
コマツ女子柔道部コーチ
講道館柔道女子五段

主な戦績
2016・2021・2024年 リオデジャネイロ、東京、パリオリンピック 63kg級 出場
2014・2015年 世界選手権大会(チェリャビンスク・アスタナ)  63kg級 3位
2018・2019年 世界選手権大会(バクー・東京) 63kg級 2位
2015・2016・2017・2022年 ワールドマスターズ 63kg級 優勝

みなさん、こんにちは。コマツ女子柔道部の髙市未来と申します。
バトンを繋げてくれた上山珠美さんは、高校時代に学校は違ったものの合宿で一緒になり、話をするようになったのがきっかけで仲良くなりました。柔道が強いのに驕ることなく常に謙虚で、一生懸命取り組む姿に憧れていました。今でも変わらぬ姿勢で子育てに仕事に頑張っている珠ちゃんを尊敬しています。
柔道を始めたきっかけは、小学2年生のとき、父と兄の影響で始めました。ゲーム感覚の稽古や乱取りが楽しく、すぐに柔道に夢中になりました。小・中・高で日本一を経験する一方、大きな怪我で約1年間全力で取り組めない時期もあり、一進一退のジュニア期を過ごしました。高校3年生になると、進学か実業団かで迷いました。当時、学校の先生に憧れ、セコンドで選手を支える姿に心を動かされました。しかし進路を決める際に考えたのは、「今の自分にとって一番叶えたいことは何か」ということ。それは幼い頃からの夢である“オリンピックで優勝する”という目標でした。その夢を実現するため、実業団トップチームであるコマツから声をかけていただいたことは大きな転機でした。監督やコーチ陣の「共に世界の頂点を目指そう」という熱い言葉に覚悟を決め、コマツへの入社を決意しました。
入社後の毎日は、まるで全日本合宿のような厳しい環境でした。部員全員が全日本強化選手で、ハイレベルな稽古と高強度のトレーニングについていくのに必死で、毎日投げられ、抑え込まれ、涙を流したことを覚えています。楽な日は一度もありませんでしたが、高い技術と高い志を持つ仲間と切磋琢磨できること、そして会社全体で柔道部を応援していただいたことが、常に自分を奮い立たせてくれました。
そのような日々を重ね、現役引退までに5度の世界選手権、3度のオリンピックに挑戦する機会に恵まれました。世界の頂点まであと一歩届かず、勝ちきれない自分に悔しさや情けなさを感じることもありました。それでも挑戦し続け、強くなりたいと努力し続けてきた自分を、今は少しだけほめてあげたいと思っています。30歳まで現役を続けられたのは、多くの方々の支えと応援のおかげであり、心から感謝しています。
2024年10月に現役を引退し、現在はコマツ女子柔道部と全日本女子ジュニアチームのコーチとして、新たな立場から柔道と向き合っています。指導者になって初めて、人のことでこんなにも心が揺れるのだと知りました。選手が必死に努力する姿、苦しみながら前に進もうとする姿、試合で流す涙。その一つひとつに胸が熱くなり、ときには自分自身のこと以上に心が動かされます。これは現役時代には想像できなかった感情です。
指導者としてはまだまだ未熟で、どんな指導者が「良い指導者」なのか、正直なところまだ分かりません。選手一人ひとりが違うように、指導の形も一つではないと感じる日々です。選手の声に耳を傾け、過去の自分の経験を振り返り、他の指導者から学び、ときには失敗しながら、「自分なりの指導とは何か」を探し続けています。柔道は年々進化し、求められるものも変化しています。選手たちが自分らしく力を発揮できるよう、私自身も学びを止めず、選手と共に成長したいと思っています。未来の柔道をつくっていくのは、選手一人ひとりの挑戦です。その挑戦に寄り添い、少しでも力になれるよう、未熟であることを恥じるのではなく、学びのチャンスとして受け止めながら、これからも誠実に柔道と向き合っていきたいと思います。
最後になりますが、JJ Voiceでの執筆の機会を頂きました、女子柔道振興委員会の皆様に心より感謝申し上げます。

 

※女子柔道の振興ページではJJ Voiceコラムのバックナンバーをはじめ様々な情報を掲載しています。
こちらから是非ご覧ください。

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