December 7, 2019

【国際委員会】お手柄!香港柔道チーム

20131111hongkongnews 元全日本柔道連盟強化選手の北川勝広コーチ率いる香港柔道ナショナルチームが、JRから人命救助による表彰を受けました。
香港チームが来日合宿中の2013年7月9日朝、出稽古に出かける途中のJR長津田駅にて、ホームに転落した乗客の救助に駆け付けたのが北川コーチでした。後続電車がホームに迫る中、消防士でもある香港ナショナルチームの選手4名 (Mr. TSANG Tin Lun, Mr. CHEUNG Chi Yip, Mr. CHUI Yiu Leung, Mr. CHUI Chun Sing)と共に、ホームの安全な場所へと運び、救命措置を施しました。
その勇気と迅速な判断に、JRから感謝状が贈られることとなり、在香港日本国領事館野田大使より感謝状が手渡されました。
柔道で培ったとっさの判断力と体力で、人を助け、命を救った北川コーチと香港柔道チームは柔道精神を体現したと言えるでしょう。
(香港ポスト 2013年11月1日掲載)

 

 

以下、北川コーチ及び代表選手からのコメントです(香港「Ming Po」紙掲載記事より)

20131111hongkongnews2

北川コーチのコメント
「今回の人命救助については香港チームの消防士にも助けられました。なぜなら、あの時、私一人では中年男性を助けることが出来なかったからです。香港チーム4人が後から来てくれて、安全な場所に連れていき、そこで心肺蘇生をやったことで中年男性は助かったと思います。先に私が線路に飛び出した瞬間、色々なことが思い浮かびました。まず初めに娘の事。娘にはごめんなさい、と心の中で言って線路の中に飛び込みました。そして、次に思い浮かんだのは彼らの命の事でした。しかし、彼らは難なく消防士の仕事をこなし全員を助けてくれました。彼らは、本当に人を助けるプロフェッショナルだと、そして、自分の職種に常に誇りをもって生きていると感じました。彼らには本当に感謝しています。心と心が一つになった瞬間だと思いました。」
選手代表コメント
「事故が起こった時、私達4人はお互いにアイコンタクトをとりながら現場に向かいました。そして、いつもの仕事のように人命救助をしました。人命救助が私達の責務であり、実際にあの状況下、私達には特別な思いや感覚はありませんでした。平素の消防訓練で培った技術がそのまま出せて良かったと思っています。柔道の稽古同様、たくさん稽古して技術を身につけるのと似ていると思います。この度のJRと大使からの表彰に感謝すると共に、日本で人命救助できたことは誇りです。」

20131111hongkongnews3北川勝広
1978年生まれ。広島県出身
2000年正力杯優勝、2001年講道館杯優勝
崇徳高校→東海大→ダイコロ等を経て、2013年4月から講道館・全柔連の推薦を受け、講道館派遣により香港ナショナルチームを指導中