September 15, 2019

東京グランドスラム2012 大会レポート(3日目)

東京グランドスラム2012 大会レポート(3日目)

グランドスラム東京最終日。男子3階級、女子2階級の5階級が行われた。男子は100kg級で小林大輔が07年嘉納杯以来、久しぶりにビッグタイトルを獲得。女子は78kg級で佐藤瑠香、78kg超級で田知本愛が優勝した。

今大会、金メダルの数は日本が男子4、女子6、韓国男子3、オランダ女子1となった。

【男 子】

ロンドン五輪銅メダルの西山将士、全日本王者で講道館杯優勝の加藤博剛と下和田翔平、吉田優也、そして海外からは強豪・イギュウオン(韓国)らが顔を揃
えた90kg級。決勝は加藤を破って勝ち上がってきたイギュウオンと西山の対決となった。試合は5分間で決着がつかずゴールデンスコアへもつれこんだが、
開始早々放ったイギュウオンの背負投げが決まって「一本」。西山は惜しくも2位で終わった。

第一人者として引っ張ってきた穴井隆将が第一線を退き、海外からはパリと世界選手権を2連覇しているイリアディス(ギリシャ)が階級をあげて登場した
100kg
級。日本からは講道館杯覇者の熊代佑輔と2位の谷井大輝、3位の小林大輔、浅沼拓海が出場して頂点を目指して戦った。決勝はイリアディスと小林の顔合わせ
となり、小林が得意の内股でこの強豪を「一本」に下して優勝を果たした。

100kg超級にはロンドン五輪代表の上川大樹、世界団体代表.七戸龍、講道館杯2位の百瀬優と欠場選手に代わって出場となった王子谷剛志、海外からロ
ンドン銅メダリスト・シルバ(ブラジル)、2010年の大会覇者キムソンミンらが登場した。上川は2回戦で七戸とあたって一本負け。その七戸も大きなシル
バに力尽きて、決勝はシルバ対キムソンミンという外国人対決となり、キムソンミンが2年ぶりに大会を制した。

◆ 優勝者の声

90kg級/イギュウオン

「昨年、西山に負けたので勝てて嬉しい。ロンドンに出られなかったので、来年から次のオリンピックに向けて頑張りたい」

100kg級/小林大輔

「久しぶりに大きなタイトルを獲ることができ、まだまだこれからではあるがほっとしている。イリアディスは一つ下の階級の選手なので、すごく強いが
100kg級の意地で戦った。今回のことで外国人選手には多少自信を持っていることが少しアピールできたのではないかと思う。世界選手権、オリンピックは
絶対に出たい大会なので、これから出してもらえる大会一つひとつに結果を出し、いずれ世界で金をとりたい」

100kg級/キムソンミン

「この前のオリンピックで負けたので、今日勝てて嬉しい」

【女 子】

78kg級にはロンドン代表の緒方明亜香里、講道館杯優勝の佐藤瑠香、2位の岡村智美、3位の穴井さやかが出場した。緒方対佐藤の日本人対決となった決勝は、優勢勝ちで佐藤が初タイトルを獲得した。

ロンドン銀メダリストの杉本美香が引退した78kg超級。代表をかけて最後まで争った田知本愛、この2人を破って皇后杯で優勝した山部佳苗、講道館杯で
ケガからの復活を果たした白石のどか、そして15歳で今年の皇后杯3位という快挙を成し遂げた朝比奈沙羅が出場した。決勝に進出したのは田知本。対するは
オリンピックチャンピオン・オルティス(キューバ)。試合は果敢に田知本が攻め込み、最後はゴールドメダリストを送り襟絞めで抑え込んで見事な一本勝ち。

超級の第一人者に名乗りを上げた。

◆ 優勝者の声

78kg級/佐藤瑠香

「一本をとる柔道を教えられているのに、今日はその姿勢が足りなかった。決勝はやるべきことをしっかりやろうと思って臨んだ。これからまたしっかり組んでしっかり一本をとれる選手になれるよう頑張りたい」

78kg超級/田知本愛

「オリンピックに出たかったけれど出られなかったので、今回はどうしても勝ちたかった。この優勝で次につながったと思う。次の世界選手権を目指して頑張りたい」