【4月6、7日開催】選抜体重別柔道選手権大会 見どころ(男子)

いよいよ今週末4月6、7日は福岡国際センターにて平成31年選抜体重別柔道選手権大会が開催されます!

2019世界柔道選手権東京大会の最終選考会となっており、熱い戦いが繰り広げられます。

※重量級の選考は4月29日(月・祝)全日本選手権大会となります。

60㎏級
永山竜樹(了徳寺学園職)は、今年もGSパリを制するなど安定感が増した。昨年の世界選手権で銅メダルだったが、GS大阪で優勝。威力のある背負投や内股でGSデュッセルドルフを制した。経験を重ね、試合の組み立て方がうまくなった。寝技が武器の大島優磨(旭化成)が追う。

66㎏級
世界選手権2連覇の阿部一二三(日本体育大学)を、丸山城志郎(ミキハウス)が猛追。GS大阪では決勝で対戦し、延長の末に丸山が得意の巴投で技ありを奪い、阿部の独走に待ったをかけた。今年に入っても阿部がGSパリで初戦敗退に終わったのに対し、丸山はGSデュッセルドルフで優勝。ほぼ肩を並べた状態で、福岡の決戦に臨む。ともに技の切れと威力は世界トップクラス。東京オリンピック代表の座も見据えた戦いとなる。

73㎏級
世界選手権では右目を負傷する不運もあって2連覇を逃した橋本壮市(パーク24)だが、GSパリで優勝して第1シードに座る。第2シードはリオデジャネイロオリンピック金メダリストの大野将平(旭化成)だ。攻撃力、受けの強さは健在でアジア大会、橋本が欠場したGS大阪、GSデュッセルドルフで優勝を重ね、存在感は大きくなっている。ベテランの海老沼匡(パーク24)と若手の立川新(東海大学)も楽しみな存在だ。

81㎏級
海外勢にも力負けしない高い身体能力を誇る藤原崇太郎(日本体育大学)は昨年の世界選手権で銀メダルを獲得し、今年はGSデュッセルドルフで優勝。GS大阪で頂点に立った佐々木健志(ALSOK)や同2位の小原拳哉(パーク24)をリードしている。けがで戦列を離れていたリオデジャネイロオリンピック銅メダルの永瀬貴規(旭化成)はGSエカテリンブルクで2位。東京オリンピック代表争いへ踏みとどまることができるか。

90㎏級
昨年の世界選手権銅メダルの長澤憲大(パーク24)、GS大阪優勝の向翔一郎(ALSOK)、GS大阪で3位に入ってGSデュッセルドルフでも2位だった村尾三四郎(東海大学)による三つ巴の争いだ。長澤は組み手が巧みで、向は爆発力がある。伸び盛りの村尾は大外刈や大内刈、内股
など、思い切った技で勝負する。リオデジャネイロオリンピック金メダリスト、ベイカー茉秋(日本中央競馬会)の戦いぶりにも注目が集まる。

100㎏級
けがもあって世界選手権で2連覇を逃したウルフ・アロン(了德寺学園職員)はGS大阪を制し、GSパリは2位だった。飯田健太郎(国士舘大学)はアジア大会とGSデュッセルドルフで優勝。内股などの技の切れに、勝負強さも加えつつある。苦手とするウルフとの直接対決で成長ぶりを示せるか。左肩を手術したリオデジャネイロオリンピック銅メダルの羽賀龍之介(旭化成)はGSエカテリンブルクで力を出しきれなかっただけに、巻き返しに懸命だ。

100kg超級
昨年の世界選手権で銅メダルだった原沢久喜(百五銀行)が、低迷の続く最重量級に光明を差し込ませた。GSパリは2位だったものの、GSデュッセルドルフでは心技体の復調を印象付ける試合内容で優勝。代表争いで一歩リードした。GS大阪とGSパリで3位だった影浦心(日本中央競馬会)が追う。国際大会で結果を残せなかった小川雄勢(パーク24)、王子谷剛志(旭化成)、七戸龍(九州電力)は2020年へ向けて意地を見せたい。

文・西日本新聞