December 17, 2018

【お知らせ】グランドスラム大阪2018/大会一日目見どころ

【men】本年度世界王者2人が競演、髙藤直寿と阿部一二三に国内外の強豪が挑む

60kg級の髙藤直寿と66kg 級の阿部一二三、ともに圧勝で今年の世界選手権を制した日本人王者 2人が登場。
これに国内外の強豪が挑むというのが初日の男子大枠の構 図だ。髙藤は従来の豪快な投技に足技、寝 技、駆け引きを盛った融通無碍の戦いぶりで新境地を開拓中、阿部は投げにさらに磨きをかけている。
60kg級にはスメトフ(カザフスタン)、66kg級にはアン・バウル(韓 国)と2015年の世界王者がそれぞれ1次エ ントリーに名を連ねており、出場なればこの2人が対抗馬の1番手。66kg級はかつて 阿部に連勝して「背を抱え合う」スタイル からの脱却のきっかけを作ったダバドルジ(モンゴル)も出場予定、既にリベンジは 果たしているが阿部は今年同国のドフドンにまさかの一敗を喫するなどモンゴル勢に はやや相性悪し。この対決はみもの。今年の世界王者がこの大会で優勝すれば、来年度東京で行われる世界選手権の代 表が内定する。国内のライバルはなんとし ても直接対決でこれを止めてしまいたいところ。髙藤には今年の銅メダリストで幾度 も互角の戦いを繰り広げて来た永山竜樹が 挑戦、66kg級では独走態勢に入った阿部の ライバル昇格を目指して、アジア大会2位 の丸山城志郎らが腕を撫す。

男子・日本代表選手
60kg級:髙藤直寿(パーク24)、永山竜樹(東海大4年)、大島優磨(旭化成)、志々目徹(了德寺学園職)
66kg級:阿部一二三(日本体育大3年)、丸山城志郎(ミキハウス)、田川兼三(筑波大4年)、藤阪太郎(大阪府警察)

 

【women】新女王・阿部詩に挑む志々目と角田、52kg級の日本勢対決に世界が注目

今年9月のバクー世界選手権で金メダル を獲得した高校生・阿部詩、昨年のブダペ スト世界選手権で絶対王者ケルメンディ(コソボ)打倒という偉業を達成して優勝、 今年も阿部と決勝を争った志々目愛、そして8月のアジア大会で圧勝 Vを飾ったばかりの角田夏実という日本のスター3人が同時出場する52kg級が熱い。
東京五輪に向けて阿部がこのまま走るのか、それともいずれかがストップをかけるのか、今大会も他国を大きく引き離している日本勢同士の 対決が注目の的だ。
阿部は現在海外勢に34 連勝中、志々目は 48 連勝中、角田は阿 部に全勝中で4月の選抜体重別で志々目に土をつけたばかりと、実力・相性とも甲乙つけがたし。
投げて極めてと止まらぬ阿部の進化ぶり、志々目の代名詞である内股の威力、ほぼ巴投と腕挫十字固だけで勝ち抜く角田の技術と、勝敗以外にもみどころは盛りだくさん。48kg級は日本勢はもちろん、海外勢が 非常に豪華。もと世界王者ムンフバット(モンゴル)にリオ五輪銀メダルのジョン・ボ キョン(韓国)、3年連続で世界大会の銅メダルを獲得しているガルバドラフ(カザフスタン)らトップ選手が多数来日。日本勢は渡名喜風南と近藤亜美のもと世界王者ふたりを軸にこれを迎え撃つ。


女子・日本代表選手
48kg級:渡名喜風南(パーク24)、芳田真(比叡山高3年)、近藤亜美(三井住友海上火災保険)、遠藤宏美(ALSOK)
52kg級:阿部詩(夙川学院高3年)、志々目愛(了德寺学園職)、角田夏実(了德寺学園職)、前田千島(三井住友海上火災保険)

-執筆・写真提供 古田英毅(ejudo)-

2018年11月19日現在