November 21, 2017

平成29年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会1日目総評

目指せ、東京2020!
次世代を担う柔道家の日本一決定戦「全日本ジュニア体重別選手権」開催

日本勢が大活躍したブダペスト世界選手権の余韻が残る9月9日(土)、ジュニア日本一を争う全日本ジュニア体重別選手権が埼玉県立武道館(上尾)でスタート。初日の9日は男子55kg級、60kg級、66kg級、73kg級、女子44kg級、48kg級、52kg級、57kg級の計8階級が行われた。
今回の世界選手権代表も、その多くがこの大会を制してシニアの日本代表の座を獲得しているとあって、どの選手もこの大会に重点を当てて稽古に励んできている。2020東京五輪代表の座も視野に、どの選手の戦いにも力が入る。それだけに、連覇は難しく、この日、昨年の大会覇者で連覇を遂げたのは44kg級の久保井仁菜(京都文教高2年)のみ。今年、シニアの全日本選抜で2位に食い込んだ57kg級舟久保遥香も準決勝で敗れて敗者復活戦にまわり3位。「悔しい。勝ために必要なことができていなかった」と唇を噛んだ。
一方、あの古賀稔彦を父に持ち、久しぶりに3兄妹顔を揃えたことで注目を集めた古賀颯人(73kg級、日体大2年)・玄輝(60kg級、日体大1年)・ひより(57kg級、創志学園高2年)。ひよりはケガを抱えて力が発揮できずに初戦で敗退。兄二人はともに「指導」を奪いながらも勝ち切れず、準決勝で敗れ3位に終わった。子どもたちの戦いを見守っていた稔彦氏は「その年代年代で、力を発揮して戦ってくれればと思っていますが、今日の様子では〝まだまだ〟ですね」。
また、同門対決も多く、手の内を知っているもの同士が決勝の舞台で顔を合わせた。それだけに勝負の分かれ目が紙一重の試合が多かった。
明日は男子81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級、女子63kg級、70kg級、78kg級、78kg超級の8階級が行われる。

【優勝者コメント】
<男子>
◆55kg級・髙野大地(国士館大1年)
「優勝して嬉しい。力負けしていない。まだ強くなれると思っています。これからも努力を続けます」<
◆60kg級・杉本大虎(日体大2年)
「これまで全国で一度も一番になることができなかったので、やってきてよかったと思いました。シニアでどこまでできるか、頑張ります」
◆66kg級・茂木才跡(中央大1年)
「まだ実感はありません。本当に(タイトルを)獲れたのかな、という感じ。でも、去年の敗戦から今日を目指してきたので、とても嬉しいです」
◆73kg級・石郷岡秀征(筑波大1年)
「同門対決(筑波大・野上廉太郎)で、『どちらが勝つかわからない。差はないから頑張ろう』と思って臨みました。昨年から階級を上げたのですが勝ててよかった」

<女子>
◆44kg級・久保井仁菜(京都文教高2年)
「2連覇できて嬉しいです。ただ得意技が警戒されて出せなかったので、そこが課題になりました。シニアの48kg級でも勝てるようになりたいです」
◆48kg級・梅北眞衣(山梨学院大1年)
「夙川学院高同士の対決となりましたがやりにくさはありませんでした。大学に入って組手を練習し、その成果が出てきたのが勝因かなと思います」
◆52kg級・古瀬 舞(帝京大1年)
「決勝は大学の先輩(福添みのり)でしたが、日本一になるために大学へ入ってやってきました。講道館杯へ向けて頑張っていきたいと思っています」
◆57kg級・柴田理帆(筑波大3年)
「大学に入って大きなケガが続き、今年もヒジの手術からリハビリを続けてきて、今日は気持ちだけ強く持って行こうと思って臨みました。この優勝は通過点。夢は東京五輪です」