September 22, 2017

【国際柔道連盟試合審判規定】新ルールに関してよくある質問(10.5.27)

【国際柔道連盟試合審判規定】新ルールに関してよくある質問(10.5.26)

2010.5.17
審判委員会

Q1 相手の上着の裾が帯からずれて外側へ出ていたとき、その裾を掴むこと。

標準的でない組み方として5秒以上攻撃がない場合「指導」が与えられる。

Q2 その裾を握って、相手の膝あたり(帯より下)を防御のために押し当てること。

裾であることに関係なく帯より下を防御のために押し当てることは「反則負け」が与えられる。

Q3 その裾を握って技を掛けるとき瞬間的に相手の膝あたりに触れた場合はどうか。

触れた程度は「反則負け」とはならない。明確に攻撃・防御のために掴んだり抱えたり押し当てたりすることが「反則負け」である。

Q4 「谷落とし」を掛けるとき手で相手の脚を抱え込むこと。

自分の足と腕で同時に相手の脚(帯より下)を攻撃した場合は「反則負け」となる。「反則負け」を避けるためには、足による攻撃と腕による攻撃に明確な時間差(腕による攻撃を遅らせる)をつけること。または、腕による攻撃を脚ではなく帯より上側に位置するよう工夫が必要となる。

Q5 「小内巻き込み」を行う場合、相手の脚を抱えることは「反則負け」か。

「谷落とし」を掛ける場合と同様に足による攻撃と腕による攻撃に明確な時間差がない場合(同時)は「反則負け」となる。「反則負け」を避けるためには、腕による攻撃を遅らせるか2段モーションのようにする工夫が必要となる。

Q6 「背負い投げ」を掛けたのちに足取り(朽木倒し)を行なうことは「反則負け」か。

足取りに行くための手段として「背負い投げ」に入ったと判断された場合は「反則負け」。「反則負け」を避けるためには、相手を投げようとして「背負い投げ」に入り、連絡技として足取りを行なうことが必要である。

Q7 相手が「内股」に来たので透かしてその脚を取って「掬い投げ」に入ることは「反則負け」か。

「内股」にも色々なレベルがあって決め付けることは難しいが、手や腕を使って相手の帯から下を攻撃・防御と判断され易く「反則負け」になる確率が高い。
「反則負け」を避けるためには、「内股」を透かす場合は組み手を変えることなく捻り倒すか、一度腰で受けて返し技として「掬い投げ」に変化することが必要である。

Q8 本戦で両者とも「技あり」のままゴールデンスコア(以下GS)へ、片方が「技あり」となった場合。

「技あり、合わせて一本」の宣告

Q9 本戦で両者とも「指導3」まで累積されたままGSへ、両者へ組み合わない等の「指導」となった場合。

「反則負け」が両者に与えられ、「それまで」として試合が終了する(勝ち名乗りなし)
※かなりまれなケース 双方に4度も平等に「指導」を累積させた審判員に問題がある

Q10 直接脚への攻撃・防御のジェスチェア

反則を与える選手側の片足を出して同じ側の腕で手を広げて掬うような動作をする

Q11 GSに突入する時に服装を直させるべきか 

服装が試合継続可能な範囲であれば時計がリセットされたことを確認後休むことなく「始め」とする

Q12 試合中の医療行為の最中に、片方の選手を座らせてもよいか

医療処置の時間が長引くと思われるときは、自由な姿勢をとらせもよい

Q13 片方の選手が負傷してコーチがドクターを要請した場合

ドクターが試合場(畳に)に上がった時点で相手の「棄権勝ち」となる

Q14 入れ墨、怪我等の男子選手のアンダーウェア等の着用

監督が事前に大会本部へ申告し、大会組織委員会と大会審判長が協議して決定する

Q15 「標準的な組み方」のとき、自分の意思で頭を抜いて、結果的に相手が「標準的ではない組み方」になったので、すくい投げをかけた場合

故意(意図的に)に頭を抜いて帯から下部を攻撃したとして「反則負け」となる

Q16 終了してから柔道衣の大きさについての異議があった場合

試合中に疑問があると思われる場合は審判員によって「柔道衣測定器」で確認測定され、規定に反している場合は「反則負け」が与えられる。審判団が試合場から去ってからの申し立ては認めない

Q17 直接脚の攻撃・防御について、手・腕のどこの部分でもダメなのか

どの部分で触ってもダメ。ただし、一瞬触れる程度は可
しかし、明らかに防御の為に「押さえたり」、「持ったり」したと思われる場合は反則

Q18 直接脚への反則で合議した結果2-1だった場合、ジュリーに確認する必要があるか

不安がある場合はジュリーの意見を含めて合議・確認する

Q19 もし試合中に不要物などが発見された場合はどうするか

大会運営側がチェック機能を含めた選手係を設置するなど正式なルールにそった運営が行われている場合には厳しい対応が求められる(たとえば硬い物質か金属であれば「反則負け」が与えられる)
柔道衣のサイズ以外は主審または大会運営側から指定された「選手係」等が女子選手のシャツのマークの有無やサポーターを着けていればその企画等について確認する義務がある
「選手係」等の資格や役割が不明確でありチェック機能がない場合(地方大会等)は異物を除去して試合を継続完成させる
もし、その様なケースが起きた場合は、大会委員長、大会審判長等が協議して決定する