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【女子柔道振興委員会】JJ VoiceNo.50 堀田いづみさん

プロフィール

堀田 いづみ(ほりた いづみ/旧姓:大石)1978年 愛知県生まれ
龍谷大学柔道部コーチ
ベネシード柔道部監督
講道館柔道女子四段

主な戦績:

1998年 全日本女子柔道体重別選手権大会 57㎏級 準優勝
1999年 全日本学生柔道体重別選手権大会 57㎏級 優勝
2003年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 52㎏級 準優勝

皆さん、こんにちは!小崎(旧姓:内村)香菜さんからご紹介いただきました、堀田いづみです。
まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。
私は父が創始し師範を務める大石道場で5歳から柔道を始めました。中学までは父の指導を受け、高校からは親元を離れて福岡の柳川高校へ。その後筑波大学に進学し、卒業後は塩谷建設に4年間お世話になり、2005年に現役を引退いたしました。

現役を引退後、2006年から8年間、愛知県にある大成中学・高等学校で保健体育教員、女子柔道部監督として勤務させていただきました。またその間、寮母として遠方から入学してくる生徒達と一軒家で寝食を共にし、授業、練習、寮生活と四六時中生徒と一緒にいるというなかなか経験できない貴重な時間を過ごさせていただきました。トイレやお風呂など生活スペースは全て生徒と一緒で、部屋の仕切りも襖一枚。プライベートのかけらもない中での生活は大変な事もありましたが、意外にも結構楽しかったですし、生徒達との何気ない日常に私の方が心救われる事も沢山ありました。常に全力で生徒と向き合っていた大成での時間は、指導者として以上に、人として私を大きく成長させてくれました。今でも私の誇りです。

その後、結婚、出産を機に、2015年からは夫が監督を務める龍谷大学でコーチを務めさせていただいております。現在、私は8歳、4歳、2歳のまだまだ手のかかる3人の子を持つ母でもあり、毎日3人を連れて道場に通っています。今は基本育児を優先せざるを得ない為、大成の時の様に100%学生の指導に力を注ぐことができません。その代わり、私の足りない分、監督は我が子より学生優先で120%、130%の力を学生に注げるようにすることが今の私の役割だと思っています。もう一つの大きな役割は、監督のパワハラ、セクハラがないよう監視すること!保護者の皆さん、監督の監督はお任せください!(笑)
我家にとって道場はもはや家族の生活の場の一部になっています。なんと第三子が生まれる時は大学が道場にベビーベットを用意してくださいました。道場に子供を連れて行くことには賛否両論あると思いますが、大学関係者の方々や学生、保護者の皆さんのご理解とご協力のお陰で、この恵まれた環境で指導に携わらせていただいていることに感謝しかありません。また、今は全国大会に行けば必ず託児所があり、安心して子供を預けて大会に集中することができます。私たちの様に夫婦でチームを率いている者にとっては本当に有難いです。これも、これまでご苦労なさってきた先輩方のご尽力のお陰であり、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

思い返せば私の柔道人生は、常に指導者に恵まれてきました。だから今この仕事ができています。中でも、私の原点である大石道場で父から教わった柔道の基礎・基本、そして間近で見てきた父の指導者としての姿は、同じ指導者となった今の私を大きく支えてくれています。そして、これまで先生方に教わってきた事や、当たり前にやってきた事も、柔道の本質も、人に教えることによってより深く理解することができ、また新たな発見もあって、最近になって「やっと柔道がわかってきたのかも?」と思えるようになり、指導者になってから私は益々柔道が好きになっています。いつも一生懸命な学生達と、柔道オタクな監督に囲まれていることも重なり、今は本当に柔道が楽しいです。
微力ではありますが、これからもそんな柔道の楽しさや魅力を、私なりに伝えていければと思っています。

大成の教員時代。私を鍛えてくれた教え子たちと
2018年全日本学生体重別団体で龍谷大学創部初の日本一
ウォーミングアップを一緒にやる子供達。道場でみんなに育ててもらってます

次回は、堀田さんの柳川高校、筑波大学、塩谷建設の先輩で姉妹のような関係である、末廣奈津子さんが登場します。

2024年アブダビ世界選手権大会

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