(中国)を縦四方固、3回戦のオベラン(クロアチア)を送襟絞、準々決勝のボルド(モンゴル)を小内刈「有効」、そして準決勝のシウバ(ブラジル)を肩固で破って決勝へ進むと、決勝ではブーシェマン=ピナール(カナダ)をGS延長戦での崩袈裟固「有効」で破って優勝。卓越した寝技の技術を披露しました。【70㎏級】世界選手権出場3度目の田中志歩(JR東日本)がついに優勝。田中は2回戦のシュステル(スロベニア)に、「指導3」反則で勝利すると、3回戦ではGS延長の末、ピナ(ポルトガル)に隅落「技あり」で勝利。続く準々決勝のブートケライト(ドイツ)を横四方固「有効」、準決勝のツノダ・アイ(スペイン)を払腰「有効」で破って決勝へ進みました。ツヴェツコ(クロアチア)との決勝もGSにもつれましたが、GS12秒の大外落「有効」で勝利。うれしい初優勝となりました。【78㎏級】初出場の池田紅(コマツ)は、1回戦のペン・ユーシャオ(中国)に送襟絞「一本」、2回戦のブーン(ドイツ)に外巻込「有効」、そして3回戦のブランセル(ギニア)に巴投「有効」で優勢勝ちして勝ち上がりましたが、準々決勝のオレク(ドイツ)には外巻込で「技あり」を奪われて敗退。それでも敗者復活戦を勝ち上がり、3決でロブニク(スロベニア)を横四方固で下し銅メダルに輝きました。【78㎏超級】世界挑戦3度目の新井万央(日本体育大4年)が躍進。1、2回戦を得意の寝技で一本勝ちすると、準々決勝ではブコビッチ(クロアチア)に内股で一本勝ち、さらに準決勝でもカンブス(オランダ)を「指導3」反則で破って決勝へ進出。決勝のキム・ユハン(韓国)にはGS延長の末、「指導3」反則負けを喫しましたが、見事準優勝を果たしました。もう一人の代表、髙橋瑠璃(SBC湘南美容クリニック)は、1回戦のスタルツェワ(IJF)に内股すかし「技あり」で勝ちましたが、続く2回戦で優勝したキム・ユハンに「指導3」反則負け。2回戦敗退となりました。奪い古賀若菜が銅メダル獲得に攻めるもGSで敗れメダル獲得ならずる池田紅特集◎2025ブダペスト世界選手権大会【男子】■60㎏級永山 竜樹(パーク24):優勝■66㎏級武岡 毅(パーク24):優勝阿部一二三(パーク24):3位■73㎏級石原 樹(ジャパンエレベーターサービスホールディングス):3位■81㎏級永瀬 貴規(旭化成):2回戦敗退■90㎏級村尾三四郎(ジャパンエレベーターサービスホールディングス):優勝田嶋 剛希(パーク24):2位■100㎏級新井 道大(東海大3年):2位■100㎏超級太田 彪雅(旭化成):3回戦敗退【女子】■48㎏級古賀 若菜(JR東日本):3位■52㎏級阿部 詩(パーク24):優勝大森 生純(JR東日本):5位■57㎏級玉置 桃(三井住友海上火災保険):2位■63㎏級嘉重 春樺(ブイ・テクノロジー):優勝■70㎏級田中 志歩(JR東日本):優勝■78㎏級池田 紅(コマツ):3位■78㎏超級新井 万央(日本体育大4年):2位髙橋 瑠璃(SBC湘南美容クリニック):2回戦敗退■団体戦代表選手田中 裕大(-73㎏/パーク24)中野 寛太(+90㎏/旭化成)渕田 萌生(-57㎏/自衛隊体育学校)寺田宇多菜(-70㎏/JR東日本)日本選手成績7 まいんど vol.4552㎏級3位決定戦。大森生純はバルハウスを果敢78㎏級表彰。右から2人目が3位の池田78㎏超級2回戦。髙橋瑠璃は優勝したキムに「指導3」反則負け48㎏級3位決定戦。ブクリから大内刈で「有効」を78㎏級3位決定戦。ロブニクを横四方固で抑え57㎏級決勝。玉置桃は決勝でリパルテリアニに内股巻込で2つの「技あり」を奪われ敗退。金メダルにあと一歩届かなかった78㎏超級決勝。新井万央はキム・ハユンに「指導3」反則負けも準優勝を果たした48㎏級表彰。右端が3位の古賀57㎏級表彰。左端が準優勝の玉置78㎏ 超 級 表 彰。左 端 が準優勝の新井
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