戦を勝ち上がり、3位決定戦で強敵ロンバルド(イタリア)をGSの末の隅落「技あり」で破って3位入賞を果たしました。【81㎏級】パリ・オリンピック金メダリストの永瀬貴規(旭化成)は、2回戦でトジエフ(ウズベキスタン)にGSの末、「指導3」反則負け。パリの金メダリストたちの多くが敗れる中、永瀬も残念な結果となりました。【90㎏級】日本からはパリ・オリンピック銀メダリストの村尾三四郎(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)とアブダビ世界選手権優勝の田嶋剛希(パーク24)の2人が出場。村尾は、2回戦のシャリポフ(ウズベキスタン)を小内刈、3回戦のヴァラパエラ(ベラルーシ)を大外刈、準々決勝のンガヤプ・ハンボウ(フランス)を大内刈、そして準決勝の強豪・マイスラゼ(ジョージア)を内股と全試合一本勝ちで決勝進出。田嶋はやや苦戦しながらも、準々決勝のベデル(イタリア)を小内刈「有効」、そして準決勝のハジエフ(アゼルバイジャン)を内股「一本」で破って決勝進出。決勝は日本人対決となりました。村尾と田嶋の決勝対決は、両者慎重な展開となりGS延長の末、田嶋の「指導3」で決着。村尾が悲願の初優勝を飾りました。【100㎏級】昨年世界3位の新井道大(東海大3年)は2回戦のサガイポフ(レバノン)を浮落「技あり」、3回戦のサドルディノフ(バーレーン)を内股巻込「技あり」、準々決勝のマジドフ(タジキスタン)を崩袈裟固、そして準決勝のキム・セホン(韓国)を大外刈で下して決勝へ進出。決勝では強敵・カニコフスキー(IJF)に内股と崩袈裟固の合技「一本」で敗れましたが、堂々の準優勝を果たしました。【100㎏超級】昨年に続き2度目の出場となった太田彪雅(旭化成)は、2回戦のソリス(チリ)には内股すかしで一本勝ちしましたが、3回戦のバットフヤグ(モンゴル)には帯取返で不覚をとり、無念の一本負け。今回もメダルに手が届きませんでした。特集◎2025ブダペスト世界選手権大会5 まいんど vol.45100㎏級表彰。左端が準優勝の新井66㎏級3位決定戦。ポランコを攻める阿部一二三パリ・オリンピック81㎏級金メダリストの永瀬貴規は、初戦(2回戦)でトジエフに「指導3」反則負け60㎏級表彰。左から2人目が優勝の永山73㎏ 級3位 決 定 戦。ロンバルドを攻める石原樹73㎏級表彰。右端が3位の石原100㎏級決勝。ここまで健闘した新井道大だったが、カニコフスキーには内股「技あり」から崩袈裟固に抑えられ合技で敗退、準優勝に終わった66㎏級表彰。左から2人目が優勝の武岡、右端が3位の阿部60㎏級決勝。永山がフランスの新鋭ピカールから袖釣込腰で「技あり」を奪う66㎏決勝。武岡毅がエモマリから出足払で「有効」を奪う
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