まいんど vol.45 全日本柔道連盟
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メダリストによる中学校保健体育科武道授業支援事業2024年度実施報告たりすることができて、柔道が楽しいと感じた」・「本物のメダルに触ることができてうれしかった」といった感想が寄せられました。また、指導を受けた教員からは、・「この取り組みを通じて、柔道を楽しいと感じる生徒が増えた。今後も柔道がより楽しくなるよう授業のレベルアップを図りたい」・「指導要領に沿うことは大切だが、柔道の楽しさを伝える工夫や、形にこだわりすぎない指導も重要だと感じた」といった前向きな意見も多く寄せられました。本事業は、2025年度も引き続き実施いたします。柔道の技術指導にとどまらず、柔道を通じた人間形成の重要性を伝えることで、生徒たちが礼節や柔道精神の意義を学ぶ機会を提供してまいります。今後も、柔道未経験の中学生や教員が柔道の魅力に触れ、柔道を通じて成長できるよう、本事業のさらなる充実と発展に努めてまいります。 (新事業開発室)2022年度よりスタートした「メダ          全国42校にて実施しました。リストによる中学校保健体育科武道(柔道)授業支援事業」は、2024年度、本事業は、柔道を専門とする教員が配置されていない公立中学校における保健体育科・武道(柔道)の授業に、オリンピックメダリストを講師として派遣し、授業の質の向上を図るとともに、生徒の学習意欲や柔道への関心を高めることを目的としています。また、生徒だけでなく教員に対しても、柔道指導の向上を目的として実施しています。2024年度は13名のオリンピックメダリストが講師を務め、礼法・受け身・固め技・投げ技など、生徒の習熟度に応じて内容を調整しながら、担当教員と連携のもと指導を行いました。授業を受けた生徒からは、・「柔道に対する印象が変わり、礼儀作法や技の名前の意味をしっかり考えながら取り組みたいと感じた」・「メダリストを目の前にして緊張したが、会えてうれしかった」・「相手をしっかり抑え込んだり、投げ20まいんど vol.45▲茨城県神栖市立神栖第三中学校での集合写真。講師は中村美里さん▲鹿児島県霧島市立陵南中学校では新添左季さんが講師を務めた▲兵庫県太子町立太子西中学校では芳田司さんがメダルも披露▲北海道小樽市立西陵中学校での授業支援の様子。講師は山部佳苗さん

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