国際委員会学生ボランティア海外派遣事業全日本柔道連盟では、スポーツ振興くじ 助成金事業であるスポーツ国際貢献・協力活動事業を活用し、5年ぶりに学生ボランティア海外派遣事業を実施いたしました。本事業を実施するにあたり、2024年9月27日(金)から29日(日)に講道館において、光本健次先生を講師として派遣前研修を実施いたしました。派遣前研修では、柔道の歴史や基本的な指導法、海外での柔道環境等について研修を行いました。派遣は、2025年2月に約10日間、インドネシアに4名とブータンに3名の学生を派遣しました。派遣期間中、技の指導を行うとともに、現地の選手と一緒に乱取り稽古を行ったり、審判ルールの説明なども行いました。「コロナ禍以降、脳のう震しん盪とうがなぜ増加しているのか」、「初心者に対するヘッドギアの装着は推奨されているのか」、「少年規程において両膝つきの背負投は『指導』とされているが、片膝つきの背負投を同様の取り扱いにできないか」、「大外刈と同様に膝をつかないでできる背負投の練習方法等を発信していただけないか」、「ヘッドディフェンスと低い背負投でやむをえず頭から着地してしまった場合の見極めはどうしたらいいか」、「体力の低い子どもが果たして今のルールに適合するか、指導方法を検討すべきではないか」、「絞め落ちの対応についての統一見解はでたのか」、「スマートマウスガードの着用は柔道競技でも可能か」などについての質問が寄せられ、磯村委員長、松永委員及び審判委員会・大迫委員長から回答しました。アンケート結果本連絡会後、各都道府県へ「第7回全国安全指導員連絡会」のアンケート調査を実施し、37都道府県より回答がありました。主なものを以下にご紹介します。・感想「ラグビー協会の取り組みが参考になった」、「全国柔道事故被害者の会の倉田さんの講演がすばらしかった」など。・質問、要望や改善点「大迫審判委員長に質問ができてよかった、今後も審判委員会の方の出席をお願いしたい」、「松永先生の事故映像も含め、都道府県柔道連盟でも映像を使いたい」との要望がありました。運営方法の希望に関しては、例年通りWEBだけでなくごく少数ではあるが対面を検討してほしいとの意見や、開催曜日については今回は日曜日であったが、土曜日の午後が良いという意見がありました。貴重なご意見を多数いただき、ありがとうございました。委員会 Information▼インドネシア・ジャカルタでの集合写真▲ジャカルタでの練習の様子
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