まいんど vol.44 全日本柔道連盟
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アスリート委員会が能登半島地震復興支援イベントを実施一部が陥没しているなど、被害の様子がうかがえました。また、病院には多くの応援メッセージが寄せられており、医療の復興支援の輪が繋がれていることを感じました。◆応急仮設住宅まごころ防火訪問5つの班に分かれて、消防団員・職員の方と一緒に合計72世帯へ防火対策や緊急時の119番通報についてご案内し、居住者の方との交流を図りました。短い時間でしたが、消防団員・職員のみなさんや、訪問した居住者のみなさんとお話するなかでコミュニケーションがとれたと思います。()        ◆柔道教室はじめに、小学生約30名を対象に、礼法(立礼・座礼)・ACP(アクティブチャイルドプログラム)・受け身の講習を行いました。ACPでは、参加者同士や講師と力を合わせて体を動かしたり、交流することができました。また、講師を投げてみる「投技チャレンジ」や、反対の「投げられチャレンジ」を行い、柔道の楽しさを感じてもらえる会になりました。続いて、講師によるトークショーを行い、それぞれ各年代でどのようなことを考え・取り組んできたのかを振り返りました。参加者からは、「好きなことも苦手なことも一生懸命打ち込めば道が開けると思った」「やってみたいことを諦めずに続けることの大切さを学んだ」といった声が挙がりました。最後に、経験者を対象とした柔道教室を行いました。髙市未来委員・田嶋剛希委員が得意技を披露し、ポイントの説明を行った後、講師と立技での乱取を行いました。参加した子どもたちだけではなく、指導者や保護者も楽しんでいる様子が印象的でした。約4時間の柔道教室を通して、参加した約100名からは、「子どもたちの大きな励みになった」「楽しく柔道ができた」など前向きな感想をもらいました。一日でも早い復興を祈るとともに、今後も支援活動を継続できればと思います。※本活動は、2024年1月以降に実施した募金活動やチャリティイベントでの募金と日本財団HEROsの助成金により、石川県柔道連盟・志賀町柔道協会・志賀町の協力により実施しました。アスリート委員会では、令和6年1月1日の『令和6年能登半島地震』発生以降、連盟主催大会における募金活動やチャリティサイン会等の活動を実施しました。現在もなお、不安な日々を過ごされている方、震災前と異なる状況での生活を余儀なくされている方がいるなか、被災地の支援のため3月23日日に石川県・志賀町にて『令和6年能登半島地震復興支援イベント』を開催いたしました。また、今回イベントを開催した志賀町の現在を知るため、町立富来病院への視察・志賀消防署富来分署の協力による仮設住宅への防火訪問も行いました。◆町立富来病院への視察富来病院は地域の方々にとって、とても重要な医療機関でありながらも、震度7の地震により、天井の崩落や浸水等により病院としての機能を失われてしまったこと、被害が甚大ですべての病床が使えなくなり、復旧を目指すも工事業者の不足や工事の制約があるなど、工事の開始は震災から約1年後だったことなど、震災当時の写真を交えながらご説明いただきました。その後、実際に院内を歩いて回ると、天井には浸水した痕が残っていたり、病院の外にある道路の16まいんど vol.44▲町立富来病院では被害の様子をうかがった▲消防署のみなさんと▲「投技チャレンジ」「投げられチャレンジ」のほか、トークショーも行い、子どもたちに笑顔が広がった▲地元の消防団の方たちとともに仮設住宅に訪問させていただいた第一部:未経験者向け教室【全柔連TV】第三部:経験者向け教室【全柔連TV】富来病院視察・防火訪問【全柔連TV】柔道教室

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