まいんど vol.38 全日本柔道連盟
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横転からの横受け身【理論編】【理論編】【実技編】【実技編】詳しくはこちらをご覧ください詳しくはこちらをご覧ください 近年、社会環境の変化や遊びの質的変化で運動機会が減った子どもたちの転倒事故が、増加しています。 「安全な転び方」を身につけるためには、基礎的体力や運動能力を身につけることが不可欠だと感じ、実技編に入れさせていただきました。楽しみながら基礎となる能力を高め、「安全な転び方」を学び生かしていくことが最も大切だと考えています。このマニュアルが、アクシデントに見舞われた際に「安全に転ぶことで、身を守ることができる」一助になれば幸いです。 柔道は、子どもたちが転倒事故から身を守る効果的な方法としてヨーロッパを中心に理解されています。しかし、日本ではどうでしょう。むしろ、一般の方々にとって「柔道はケガの多いスポーツ」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。そこで、大切なことは、柔道のどのような特性が子どもたちにとって役に立つのか、いま学んでおくことで将来どんなメリットがあるのか、ということを明確に示すことではないかと思います。 理論編は、転倒予防対策、運動能力の発達、運動指導の方法の観点から、かなりの学術的根拠をもとに、一般の人にもわかりやくそのエッセンスを凝縮しています。ぜひ理論編を熟読していただき、将来を担う子どもたちの安全で笑顔に満ちた未来を築くために、この『受け身のススメ』を我が国に広げていただきたいと思います。畳なでなで手の甲に、シールやマークをつけて5まいんど vol.38

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