まいんど vol.36 全日本柔道連盟
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Contents巻頭特集Road to Paris2023ドーハ世界選手権日本、女子4階級、男子1階級で金メダル!男子混合団体戦はV6達成! 4Report全日本選抜体重別選手権大会、皇后盃、全日本選手権大会 11特集ACP@柔道場で楽しみながら基礎体力アップ! 16連載やわらたちのセカンドキャリア 20やわら通信 22L’Esprit du Judoコラボ企画 24THE柔道人 26普及の広場~柔道を「続けよう」「始めよう」~ 30海外「JUDO」ホントのところ 32柔道ゼミナール~メディカル編 34柔道ゼミナール~栄養&レシピ編 36登録係からの大切なお知らせ 39委員会インフォメーション 40FROM事務局 462023.5 Vol.36 2023年1月に大会事業委員長を拝命いたしました岡泉茂です。大会事業委員会には、2018年から前任の西田委員長のお声掛けにより、副委員長としてメンバーに入れていただきました。 さて、みなさんは大会事業委員会とは、どのような活動をしている委員会か、ご存じでしょうか? 恥ずかしながら、当初私は委員会の活動内容をよく理解しているとは言えませんでした。委員会活動の内容を端的に言えば各大会を予定どおり開始し、予定どおり終了するまでの大会運営全般を円滑に実施することであります。大会の準備から始まり、大会を何事もなく無事に終了させることが最も評価される一方で、何か想定外のことが起きた場合は、その場その場でこれまでの経験をフル稼働させ、大会関係者と連携を図り臨機応変に対処していくといった緊張感も常に伴います。それだけに無事大会を終えることができたときは、大きな達成感を感じられる委員会でもあると思っています。大会を開催するうえで、なくてはならない組織であるという自負はありますが、年間を通じた活動は関係するみなさまのお力なくしては成り立たないことは身に染みて理解しております。 これまで、大会事業委員会にて最も印象に残る大会は、何と言っても2020東京オリンピックです。ご存じのとおり、新型コロナの影響により1年開催が延期され、かつ無観客での大会開催となりました。新型コロナウイルスの感染対策も厳重に行われました。選手やコーチはもちろんですが、我々運営スタッフも決められた時間に決められたルートで会場とホテルを行き来するだけの、いわゆる「バブル方式」と言われた隔離生活を強いられました。この規制は厳しく、例えばホテルの目の前にあるコンビニすら行くことが許されない等、かなりのストレスを感じた大会でした。 そのなかで日本代表選手たちは最高のパフォーマンスで史上最高の男女合わせて9個の金メダルを含む多くのメダルを獲得し、観ている人に勇気と感動を与える偉業を成し遂げてくれました。私たち裏方は、試合をほとんど見ることはできませんでしたが、優勝して緊張から解き放たれた選手の何とも言えない表情や人目をはばからず泣き崩れる選手を見ると、選手それぞれがこの大会にかけてきた思いを改めて思い知らされました。私たちにとっても選手たちが持てる力をすべて発揮できるよう、円滑な大会運営に尽力したこともあり感慨深い10日間でありました。 今後の大会事業委員会は、選手にとって円滑な大会運営はもちろんのこと、見ている人が見やすい、わかりやすい大会、いろいろな方に足を運んでいただける魅力のある大会運営を心掛けてまいります。 今年の2月に初開催となりました全日本シニア選手権をはじめ、今後も新設される大会や既存の大会を運営するにあたり、14の専門委員会と連携を図りながら大会事業委員会としても成長していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。公益財団法人全日本柔道連盟大会事業委員長岡泉 茂選手にとっては円滑で、見る人にとっては、見やすく、わかりやすく、魅力ある大会に3まいんど vol.36

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