まいんど vol.36 全日本柔道連盟
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▲2022年度優秀指導者のみなさん▲故・斉藤仁さんの代理で表彰を受けた三恵子夫人◀研究授業の様子。授業を通し、「柔道は怖い」から「受身があれば安全」と子どもたちのイメージに変化が◀先生方による発表と意見交換により活動が活発にこれらの課題から近藤教諭は「体つくり運動遊びでは、活動を通して自分で遊びを選んだり決めたりするなど、自己決定の場をつくることを意識しながら子どもたちに達成感を多く味わわせたいと思った」と話しています。他の2人も同様の思いを強くしました。それらの思いをもって、指導案を見直すため、今年の1月に2回目の指導案検討会を開催しました。そこでアドバイザーや授業を参観した先生、柔道指導者たちでさらに意見を出し合って指導案を完成させました。再び米沢谷指導主事に指導助言をいただくことができました。今回、3人の授業者は真剣に本事業へ向き合いました。完成した指導案を活用することで柔道経験者だけでなく、一般の小学校の先生方も「転び方教室」をできるようになってほしいと秋田県柔道連盟は考えています。今年度はさらにこの活動を継続して研究を深めていきたいと思います。新たに秋田大学柔道部出身の授業予定者の新山壮一郎教諭(秋田市立保戸野小学校)、工藤龍飛教諭(秋田市立港北小学校)、柔道経験者ではありませんが菊地麻衣子教諭(美郷町立六郷小学校)も加えて、秋田県柔道連盟を挙げて小学校体育授業での転び方指導を深めていきます。 どんな授業で子どもたちを笑顔にできるか、柔道の良さをさらに伝えられるのか楽しみです。2022年度優秀指導者表彰を 今年も全日本選手権の会場で実施全日本柔道連盟では、「世界で活躍できる選手の発掘・育成は、日々熱心に指導されている指導者の皆さまの並々ならぬ努力と熱意の賜物である」と考えております。そこで、当連盟としては、さらなる柔道の普及・振興を推進するため、平成26年から、優秀な成績を収めた選手を育成した指導者を表彰しております。2022年度は、昨年の世界選手権タシケント大会のメダリストが指導を受けた指導者を、4月29日に開催された全日本柔道選手権大会の際に表彰させていただきました。受賞した指導者左表のとおり。(一覧 敬称略)指導者名所属(当時)選手名選手現所属該当大会階級メダル故・斉藤 仁国士舘大学斉藤  立国士舘大学4年2022世界選手権タシケント大会男子100㎏超級銀メダル陣内眞津喜修喩館永瀬 貴規旭化成(株)2022世界選手権タシケント大会男子81㎏級銅メダル北田 晃三松前柔道塾冨田 若春コマツ2022世界選手権タシケント大会女子78㎏超級銅メダル古賀 正成天理中学校新添 左季自衛隊体育学校2022世界選手権タシケント大会女子70㎏級銅メダル村山 良治誠心館道場堀川  恵パーク24(株)2022世界選手権タシケント大会女子63㎏級金メダル小泉 直道大明見スポーツ少年団舟久保遥香三井住友海上火災保険(株)2022世界選手権タシケント大会女子57kg級銀メダル角田 佳之白川接骨院角田 夏実SBC湘南美容クリニック2022世界選手権タシケント大会女子48kg級金メダル2022年度 優秀指導者表彰 31まいんど vol.36

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