まいんど vol.35 全日本柔道連盟
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いて、目標となるような大会を作りたいと思っています」と語りました。大会は、予選リーグから接戦の連続となりましたが、大阪星光高 (大阪府)、ラ・サール学園高 (鹿児島県)、浅野高 (神奈川県)、浜松西高 (静岡県)、白陵高 (兵庫県)、東海高 (愛知県)、高崎高・太田高連合チーム(群馬県)、長崎東高 (長崎県)の8チームが予選を突破。大阪星光高、浜松西高、白陵高、長崎東高の4校が準決勝に進み、浜松西高が大阪星光高を5-0、長崎東高が白陵高を5-0で破って決勝進出を果たしました。決勝は、長崎東高と浜松西高の対戦。先鋒戦引き分けのあと、次鋒戦で長崎東・松尾拓馬が大内刈「技あり」で優勢勝ちすると続く中堅戦でも長崎東・堀陽登が後袈裟固「一本」で勝ち2-0。優勝に王手をかけましたが、浜松西の川崎隼矢が奮起し一本勝ちで2-1。勝負は大将戦に持ち越されましたが、最後は、長崎東・堀暁登が豪快な内股で「技あり」2つを奪って快勝。結果、3-1で長崎東が初代チャンピオンに輝きました。■長崎東高・橋本裕之監督「初めての大会で優勝できてうれしいです。部員は今日出ている5人だけ。進学校なので、普段の練習も1時間半から2時間と長くはないですが、少ない時間で集中して、理にかなった練習を心掛けています。こういう大会ができたことは本当にうれしいですし、選手たちにとって励みになります」3人制で行われた女子は、2ブロックでの予選リーグのあと、勝ち上がった盛岡第一高 (岩手県)、新潟高 (新潟県)、上田高(長野県)、新発田高 (新潟県)の4校で準決勝を戦い、盛岡第一高が新潟高を3-0、新発田高が上田高を2-1で破って決勝進出。決勝は、先鋒戦で新発田の和泉綾華が横四方固で一本勝ちしましたが、盛岡第一・中堅の中村悠月、大将の菅野琴未が連勝して逆転勝ち。盛岡第一が女子の初代チャンピオンに輝きました。■盛岡第一高・藤原伸也監督「ぜひ出たいと思っていたので、今回出場できて、しかも優勝までできて本当にうれしいです。普段から自分たちでスケジュールをしっかりと決めて自主的に行動する生徒たちで、勉強も部活も一生懸命にやっています。OB・OGは教員や医者も多く、部員たちもそれぞれの目標に向かって頑張っています。コロナ禍で遠征などもできなかったので、今回は、少しだけ東京観光ができればと思っています」準々決勝。ラ・サール学園高・副将の志波知顕が内股で一本勝ち女子予選ブロック。上田高・内山樹が内股「一本」で勝利準決勝。浜松西高の村松鉱輔が小内刈で快勝女子準決勝。盛岡第一高の中村悠月が内股で「技あり」を奪う決勝次鋒戦。長崎東の松尾拓馬が大内刈で押し込み「技あり」を奪取女子決勝。1-1で迎えた大将戦。盛岡第一の菅野琴未が背負投(写真)と崩袈裟固の合技で一本勝ち。チームの勝利を決めた準々決勝。太田高・次鋒の飯島貫太郎が内股で一本勝ち。長崎東から唯一のポイントをあげた準決勝。白陵高・山﨑智史は、長崎東高・塚浦昂汰に対し、敗れはしたものの、果敢な攻めを見せたロンドンオリンピック銀メダリスト・中矢力さんが寝技を指導質問をする選手も多く、意欲の高さを感じさせた【男子】優 勝・長崎東高校(長崎県)準優勝・浜松西高校(静岡県)第3位・白陵高校(兵庫県)第3位・大阪星光学院高校(大阪府)【女子】優 勝・盛岡第一高校(岩手県)準優勝・新発田高校(新潟県)第3位・新潟高校(新潟県)第3位・上田高校(長野県)13まいんど vol.35

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