まいんど vol.34 全日本柔道連盟
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委員会 Information▲タシケント世界選手権で日本チームをサポートした科学研究部のメンバー▲会場でスペースを確保し、撮影をしながら競技分析を行うにして選手やコーチ、スタッフが見やすいように作成することから始まります。組み合わせが出てから対戦相手の情報や試合映像について担当コーチから要望があり、映像等をまとめフィードバックします。 また、大会が開催される前に観客席もしくは空きスペースを利用して撮影場所の確保を行い、大会運営側と撮影の交渉をする必要があります。大会当日は、試合を撮影しながら、競技分析を行い、審判の傾向や次の対戦相手に関する映像をまとめてフィードバックするなど即時的な対応が求められます。特に今大会は、罰則の傾向が顕著であり、大会の流れや選手の戦術に影響を及ぼしました。 さらに、今大会ではフランスの分析班の方と情報交換を行いました。フランスでは、最新のシステムを使った分析と、テクノロジーを駆使した分析が行われており、AIを使った研究や各国選手の対策が進んでいました。我々日本の科学研究部もこれまで以上に選手やコーチが必要とするデータを提供することに加え、大会前に強豪選手の戦略など予測する力を身につけることで、対戦相手の研究を行い、より高度な戦術や戦略を立てることができるようサポートしていきます。今後も科学研究部が一丸となって選手たちのためにベストなサポートができるよう精進していきたいと思います。(全日本柔道連盟科学研究部・山本幸紀)教育普及・MIND委員会形部会2022年世界形選手権大会報告3組が出場し、2組が優勝飾る 2022年9月13日・14日、ポーランド・クラクフにて、世界形選手権大会が開催されました。形部会委員である、今尾省司委員を監督とし、本年度の全日本形競技大会の、投の形・極の形・講道館護身術で優勝した3組を派遣しました。■日本選手団監 督 今尾省司(中和医療専門学校)投の形 赤坂洋輔・若菜大介(警視庁)※初出場極の形 佐藤幸範・柴﨑文伸(神奈川県警察)※初出場講道館護身術 池田孝生・酒卷文孝(警視庁)※5回目

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