まいんど vol.32 全日本柔道連盟
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ます。ただ、ジュニア期においては勝ったから良し、負けたから駄目というバイアスに捉われないことが大切です。通用した点、そうでなかった点を明確にし、国際大会で戦える選手に成長していくことを期待しています。この経験を活かすことが、さらなる成果につながっていくはずです。 今大会へのプロセスでは、事前のジュニア合宿が中止となり、国内での練習環境も十分に整わない部分もありました。その一方で、派遣にご理解いただき、ご協力くださった関係のみなさまには重ねて感謝申し上げます。 今回の派遣において、バブルシステムなど制限がある状況下、選手たちは本当にたくましかったです。ポーランドに滞在時、隣国ウクライナへの侵攻が開始されたことにも、動揺がなかったとは言えません。試合以外の部分でもご心配をおかけする遠征となりましたが、全日本女子ジュニアチームが新たな一歩を踏み出せました。(女子ジュニアヘッドコーチ 野瀬英豪)医科学委員会柔道救護担当者講習会(福岡)開催報告■開催日時2022年3月13日(日)15時―17時30分■会場 福岡大学附属大濠高等学校■講師 宮崎誠司、田邊誠、福士純一、木内正太郎、玄田邦住、河野邦人■参加者 30名(柔道整復師25名、医師3名) 柔道大会における救護活動レベルの向上を目指して、救護担当者向けの講習会を福岡県で開催しました。参加者は、大会での救護経験を持つ柔道整復師を中心に、医師や審判資格保持者にも参加いただきました。 前半は、宮崎副委員長が「柔道大会運営の救護について――審判規定と医療スタッフの役割」と題して、座学での講義を行いました。受講者からは「これまでなんとなくしかわかってなかった救護のルールが、よく理解できた」という感想が複数ありました。

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