全柔連各種委員会から情報をお届けするページです。委員会の活動状況や、お知らせがありますので、お役立てください。Information〜委員会と柔道家をつなぐ伝言板〜委員会強化委員会チームドクターとして日本代表チームをサポート２０２１年10月より強化委員会の特別委員として活動をしております全日本柔道チームドクターの井汲（いくみ）と申します。柔道日本代表としてオリンピックや世界選手権をはじめとした国際大会に出場する強化選手のメディカルサポートを行っています。今回は強化選手をサポートするチームドクターについてご紹介させていただきます。強化選手をサポートする代表チームドクターは医科学委員会の委員・特別委員の医師（主に整形外科医）で構成されています。チームドクターの主な役割は国際大会に帯同し、渡航中の選手のケガに対応することです。日本代表選手が試合をしているときには試合場の脇に設置されたドクターシートに待機し、試合中に発生したケガの対応にあたります。試合の合間にはウォーミングアップ会場で、試合を控えた選手や試合を終えた選手のケアを帯同トレーナーと協力して行っています。渡航先によっては長時間のフライトによる疲労や時差ボケ、衛生環境が良くない国では胃腸炎を起こす選手もおり、ケガだけでなく選手やスタッフのコンディションを整えることもチームドクターには求められ、自分の専門分野だけでなく、さまざまな医学的知識を常に学び、選手がベストな状態で試合に臨めるよう全力でサポートを行っています。国際大会への帯同以外にも、強化合宿に帯同し選手のケガやリハビリの相談にのったり、体調を崩して病院で薬を処方された際にドーピングにならないかの確認の相談にのったりすることもあります。近年では、コロナ禍で国際大会への選手団派遣にはさまざまな制約があり、選手団がいかに安全に渡航・試合出場ができるかについて、最新の医学的見地から派遣の可▲会場脇で選手を見守るチームドクター（東京オリンピック＠日本武道館）
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