まいんど vol.29 全日本柔道連盟.
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■女子78㎏超級優 勝 素根輝(日本)準優勝 I.オルティス(キューバ)第3位 I.キンゼルスカ(アゼルバイジャン)第3位 R.ディッコ(フランス)▶2回戦素根輝〇体落△R.ヘルシュコ(イスラエル)▶準々決勝素根輝〇合技△K .サイト(トルコ)▶準決勝素根輝〇合技△I.キンゼルスカ(アゼルバイジャン)▶決勝素根輝〇GS反則[指導3]△I.オルティス(キューバ)■男子100㎏超級優 勝 L.クレパレク(チェコ)準優勝 G.ツシシビリ(ジョージア)第3位 T.リネール(フランス)第3位 T.バシャエフ(ROC)▶2回戦原沢久喜優勢[技あり]△キム・ミンジョン(韓国)▶準々決勝原沢久喜〇GS内股△Y.ハンモ(ウクライナ)▶準決勝L.クレパレク(チェコ)GS[技あり]△原沢久喜▶3位決定戦T.リネール(フランス)〇GS反則[指導3]△原沢久喜安定感抜群の素根輝が金メダル!原沢久喜、リネールに敗れメダルに届かず▲リネールの払腰をこらえる原沢◀男子100kg超級。決勝ではなく3位決定戦での対戦となったリネールと原沢▲女子78kg級決勝。試合後、かつての第一人者・オルティスが新女王・素根を祝福▼男子100kg超級準々決勝。ハンモを内股巻込で攻める原沢▶女子78kg超級表彰。左から2人目が金メダルの素根▲女子78kg超級準決勝。素根が大きいキンゼルスカを大内刈で崩し「技あり」奪取[ 7/30(金) ]■女子78㎏超級 第3シードの素根輝は、2回戦でヘルシュコ(イスラエル)を得意の体落で破ると、続く準々決勝でもサイト(トルコ)を体落「技あり」で崩し横四方固に抑えて合技で快勝。決勝ラウンドへ駒を進めました。 準決勝は、78㎏超級でも屈指の大型選手のキンゼルスカ(アゼルバイジャン)。素根は組み手でしっかりと試合をリードし、大内刈で倒して「技あり」を奪うと袈裟固に抑えて快勝。決勝進出を果たしました。 決勝は78㎏超級の第一人者オルティス(キューバ)。素根はこのベテランに対しても体落、大内刈で果敢に攻め込んで終始優位に進め、GS4分52秒、ついにオルティスに3つ目の「指導」が入り素根の反則勝ち。素根の金メダルが決まりました。試合後に歩み寄った両選手。感涙にむせぶ素根を、祝福するオルティスの笑顔が印象的でした。 「先に掛けよう、絶対に負けないという気持ちでした。(3倍努力の言葉をかかげ)頑張ってきてよかったと、本当に思います」■男子100㎏超級 第2シードの原沢久喜は2回戦でキム・ミンジョン(韓国)と対戦。終盤、キムの小外刈にタイミングよく大内刈を合わせて「技あり」を奪い優勢勝ち。続く準々決勝のハンモ(ウクライナ)に内股で一本勝ちして準決勝進出を果たしました。 準決勝の相手は、リオデジャネイロ・オリンピック100㎏級金メダリストのクレパレク(チェコ)。本戦の4分、そしてGSに入っても一進一退の攻撃が続きましたが、3分59秒、クレパレクの払腰に横倒しに崩され「技あり」。原沢は3位決定戦のリネール(フランス)に「指導3」反則負けを喫し、残念ながらメダルには届きませんでした。 「いろんな人に応援してもらい、背中を押してもらいここまで来られた。結果で恩返しできなかったことは悔いが残ります。いまは、悔しいという思いだけです」12まいんど vol.29

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