まいんど vol.28 | 全日本柔道連盟
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東京2020オリンピックに挑む日本代表!直前特集7月23日(金)から開催される東京2020オリンピックの先陣を切り、7月24日(土)から7月31日(土)まで、日本武道館で開催される柔道競技。新型コロナの影響で、1年間延期された東京オリンピックがついに開催となります。待ちに待った東京オリンピック! ここでは、日本代表選手14名と両監督の直前インタビューをご紹介します。 「大会直前となりましたが、ここからやることが大事になると思いますので、先日の世界選手権で見つかった課題などもしっかりと取り入れながら、周到な準備をしていきたいと思っています。 リオ・オリンピックでは全階級でメダルを獲りましたが、選手の個々の力を考えると、もっといい結果が出せたと思いますし、私のなかでは反省もありました。結果というものは変えることができませんので、この結果を次なるステージでどう生かしていくかを考え今日まで来ています。リオ・オリンピックと今回の東京オリンピックでは環境面で大きく変わっていますので、そこを認識したうえで、何をすべきかを考えて最後まで取り組みたいと考えています。 一貫して言い続けていることですが、このパンデミックのなか、苦しみながらでも前に進んで頑張っている選手一人ひとりの目標は、みんな金メダルであり、そのための準備をし、覚悟を持って臨みます。私としては彼らの力、日本の力を信じて戦うのみ。オリンピック初採用となる団体戦においても、個人戦同様、選手たちが最高のパフォーマンスができるよう全力でサポートしていきたいと考えています」 「コロナの影響で1年延期になり、私が就任して5年という月日が経ちまして、ようやく東京オリンピックという舞台が近づいてきました。結果はどうなるかわかりませんが、1年間延期したことはよかったと思っています。昨年の時点ではケガをしていた選手もいましたので、この1年間でケガを治し、強豪選手を研究する時間に費やすこともできました。選手にとっては、この1年大変だったと思いますが、監督として、それらのための時間がとれたことはよかったと感じています。 5年前、どのように東京オリンピックに向けて女子のチームを育てていくかと考えたときに、各階級の層を厚くしていくことを考え、試合に勝った選手にチャンスを与え、次につながるようなアドバイスや反省をする。その繰り返しを5年間やってまいりました。各階級、国際大会でも結果を出してくれるようになりましたし、私がイメージした以上に選手たちは頑張ってくれていると思います。 ただ、世界選手権をみても、すべての階級で厳しい戦いが待っていると思います。そのなかで、選手たちはしっかりと覚悟をもって、なんとしても金メダルという強い気持ちで臨みます。ご期待ください」男子監督井上康生INOUE Kosei女子監督増地克之MASUCHI Katsuyuki4まいんど vol.28

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