まいんど vol.28 | 全日本柔道連盟
17/52

8/27(金)藤原由衣FUJIWARA Yui瀬戸勇次郎SETO Yujiro1992年11月24日(28歳)岐阜県出身モルガン・スタンレー・グループ株式会社クラス:B32000年1月27日生まれ(21歳)福岡県出身福岡教育大学クラス:B3女子52kg級男子66kg級―コンディションはいかがですか?「先週、アゼルバイジャンで試合して、少しヒザをケガしましたが、それほど重症ではないので、大会までにしっかり治したいと思っています」―コロナ禍での練習はどのように?「いつも練習していたトレーニングセンターが閉鎖され、自宅でトレーニングをしたり、走ったり。でも、自重トレーニングだけでは足りないので、ベンチプレスができる台とバーベル、それとエアロバイクを購入してホームジムを作ってやっていました」―柔道の練習は?「いまは、母校(関商工高校)でやっています。去年の3月から7月中旬までは高校の部活が中止になり、練習場所がなくなってしまった時期もありましたが、夏くらいから、全柔連の指針に従いながら、練習できています」―母校ではどのような練習を?「主に女子とですが、人数が少ないので、男子の軽量級選手とも練習しています。復帰してから、体幹トレーニングやウエイトトレーニングをしてきたことで、身体がかなりがっしりしてきたという実感はあります」―柔道はいつ始めたのですか?「小学3年生のときからで、高校3年までは、普通に柔道部でやっていました。高3の夏で区切りをつけて、柔道から離れていたのですが、24歳のとき、何かスポーツをしたいと思ったときに、ちょうど『世界柔道』をやっていて、それで『もう一度柔道やってみよう』と。最初は趣味程度で考えていたんですけど、視覚障がい者の全国大会が冬にあるということで、ダメ元で出場したのが競技を始めたきっかけでした」―パラリンピックとはどんな存在?「目標であり、希望、憧れ。今回、東京ということで、日本武道館の大舞台に立てることは本当にうれしいです」―どんな試合をしたいですか?「普段やっていること以外は本番ではできないと思いますので、普段やっていることをすべて詰め込みたい。集大成を出したいと思います」(取材/6月8日)―5月のアゼルバイジャンでの国際大会の結果を受けて代表内定となりました。おめでとうございます。「内定をいただいたのはうれしいのですが、今回の試合の負け方がとても悔しいものでした。パラリンピックでやれる機会をもらえたので、そこでしっかりと挽回したいと思っています」―普段、練習はどちらでやられているんですか?「練習は、大学(福岡教育大学)の部活でやっています」――コロナの影響は?「昨年は、緊急事態宣言が出てから夏頃まではまったく部活動ができない状態でした。その後も、柔道の練習はできない状態が続き、その時期は、トレーニング中心の練習で、あとは一人打ち込みをしたりしていました」―5月の大会は悔しい内容だったということですが、練習不足の影響?「大会前、練習が足りているかどうか不安でしたが、試合中に息が上がったり、スタミナが切れたりということはなかったので、思ったよりできていたのかなと。ただ、やはり試合勘が鈍っているのは感じました」―パラリンピックはどんな存在?「今回が初出場なので、いまの認識としては、他の大会と変わりません。試合場に行って、目の前の試合で勝つこと。ただ、実際にパラリンピックに出た先輩たちの話を聞くと、『パラは違う』ということで、4年に一度のそこを目指してみなさん一生懸命にやられているので、今回、実際に出場してみて、どのような感覚になるのか、自分自身も楽しみにしています」―どんな試合をしたいですか?「出るからには一番上まで行きたいですね。今後のキャリアにも繋がると思いますし。現実的とか悲観的と言われるんですが、うまくいくことってそうそうないと思っているので、チャンスはしっかりとつかみたい。普段から家族や友だちにはいろいろと迷惑をかけているので、結果で恩返しできるようにがんばりたいと思います」(取材/6月1日)16まいんど vol.28

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る