まいんど vol.27 | 全日本柔道連盟
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全柔連TV QRコード▶ザンジバル柔道連盟に寄贈された柔道衣(後列左端が在外委員の島岡強氏)全柔連各種委員会から情報をお届けするページです。委員会の活動状況や、お知らせがありますので、お役立てください。Information〜委員会と柔道家をつなぐ伝言板〜委員会広報マーケティング委員会2021年度事業計画 広報マーケティング委員会では、柔道競技の普及・振興のための広報活動、マーケティング活動、データベースの構築・蓄積活動を引き続き行ってまいります。 広報活動分野においては、本連盟の機関紙である『広報誌まいんど』の年4回(6月、9月、12月、2月)を発行しつつ、過去記事の連盟ホームページ上への掲載、新着記事を告知するメールマガジン発行を進めていきます。また、広報誌以外においても、連盟ホームページ、全柔連TV(公式YouTubeチャンネル)、SNS(Twitter、Instagram、Facebook、note)にて情報発信を継続し、①競技者、指導者等の積極的に活動している層、②かつて積極的に活動していたが現在は活動していない層、③活動したことはないが柔道を愛好している層、④柔道へ無関心であった層へのアプローチを行うとともに、どの情報をどの媒体で発信するかを整理し、適時・適切かつ効率的な情報発信方法を検討してまいります。とくに2020年7月より全柔連TV(YouTube)での動画配信をスタートし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客試合となった大会のライブ配信、過去の名勝負の解説動画、制限下における活動例の紹介、世界で活躍する柔道家の特集など、さまざまなコンテンツ配信を試みております。チャンネル登録者数も増加傾向にあり、多くのファンから好評をいただいておりますが、2021年度も引き続きコンテンツ配信を行い、多くの層へ有益な情報を届けてまいります。 マーケティング活動分野においては、連盟スポンサー様との関係を密にし、合同企画の実施などを通じて協賛価値を高めるための各種プロモーションを推進してまいります。 データベースの構築・蓄積活動においては、試合結果等の柔道に関わる基礎資料の蓄積、アプリケーションとしての大会進行表示システムの開発を進め、連盟運営の基盤となるデータベースを拡充してまいります。国際委員会リサイクル柔道衣支援事業 本連盟では、国際貢献の一環として、海外へ柔道衣を届ける活動「リサイクル柔道衣支援事業」を行っております。 今回、アフリカ東海岸インド洋上にある、タンザニア連合共和国ザンジバル柔道連盟からの依頼を受け、NPO法人JUDOsと合同で200着のリサイクル柔道衣を送付し、無事に到着いたしました。 在ザンジバル島の国際委員会在外委員である島岡強氏から「全日本柔道連盟と、NPO法人JUDOsの皆様からご支援いただいた柔道衣は、ザンジバルの道場でも大切に使わせていただきます。練習を真面目にすることで、選手に選ばれて、島内で活躍したり、国内の試合に参加するチャンスを得たり、ナショナルチームに選ばれて、タンザニア本土や、海外遠征に行ったりなど、柔道をすることで世界や将来へ希望がつながることを願ってやみません」とのメッセージを受け取りました。 島岡氏は、ザンジバル島で長年にわたり柔道指導を行っており、その様子は本連盟ホームページ「その道は一本 ~柔道が世界をつなぐ~」でも紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。 国際委員会では、これからもリサイクル畳・柔道衣の支援を続け、柔道を通した社会貢献に力を入れてまいります。医科学委員会2020年度を振り返って 2020年度は、誰にとってもまったく予期せぬ出来事―新型コロナ感染症の発生とその後の緊急事態宣言の発動―により、国民がそれまでは当たり前だと思っていた日常生活もままならなくなり、全柔連も多くの柔道大会を延期・中止せざるを得なくなりました。医科学委員会としても年間計画で予定していた救護講習会や医科学研究会などの対面事業には、残念ながらまったく着手することができませんでした。 一方で、全柔連の大会開催方針を定めることを主たる目的として2020年3月に新設された「新型コロナウイルス感染症対策委員会」には、当初より医科学委員長もメンバーとして加わり、医学的な見地から全柔連の大方針に深く関わる立場となりました。 この場では全柔連主催大会の開催有無だけを議論するのではなく、突然のコロナ禍で活動に迷っている全国の道場主をはじめとする柔道関係者に向けて、日常の練習方法や試合再開の目途等の疑問に少しでもお答えできるような何らかの方針を出すべきだという気運が高まり、医科学委員会を中32まいんど vol.27

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