島岡強国際委員会在外委員からのタンザニア・ザンジバル便り(07.7.6)

島岡強国際委員会在外委員からのタンザニア・ザンジバル便り(2007.7.6)


“国際委員会在外委員、島岡強氏(タンザニア・ザンジバル)より第1回ザンジバル-ケニアの合同合宿、親善試合の報告が届きました。”

ここタンザニア・ザンジバルは、長かった雨季があけ、多少過ごしやすくなってきました。

2007年6月14日~21日まで、記念すべき第1回のザンジバル-ケニアの合同合宿、親善試合が、ザンジバル武道館で行われました。

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ケニアチームは、前田政博七段(JICAシニア海外ボランティア)率いる刑務官チームが、2チーム、選手計10人を編成し、ケニア・ナイロビから陸路でタンザニア・ダルエスサラーム、そこから船でザンジバルと、2日がかりで無事ザンジバルに着きました。

我々ザンジバルチームは、既にオールアフリカゲームズのための合宿中だったので、この時期に手の内を知らない選手と練習できることは、願ってもないことで、ザンジバルの選手たちは、皆首を長くしてケニアチームを待っていました。

(*オールアフリカゲームズとは、4年に一度アフリカの中で開かれる総合競技大会で、別名アフリカのオリンピックと称されている大会。日本で言えば、アジア大会のようなものです。)

1年中、涼しいナイロビから来たケニアチームにとって、30度を超えるザンジバルの気候は相当堪えたようで、3日目ぐらいまでは 練習についていくのがやっとという感じでしたが、それでも何とか音を上げて休んだりすることなく、朦朧としながらもしっかりとがんばっていました。

ケニアチームは19日の朝で練習を終了し、午後は試合の前日にリラックスさせるために、ザンジバルのきれいな海で泳いだりして柔道漬けの毎日から少しでもリフレッシュできるよう、ランチを持たせてピクニックに連れて行きました。

19日の朝、最後の練習が終わったとき、ケニアチームのコーチ前田七段が、「いろんな苦労をしてやっと選手をザンジバルに連れてきて、彼らが何とか練習に耐え、大きな怪我もなく合宿を終了したこと、自分たちのチームで初めて外国に遠征を計画し、それが実現できたこと、そしてこれをきっかけとして、これからもこういう合宿や試合を続けていくことができるということを思うと、涙がでてきます。」と言って、男泣きに泣いておられ、私も思わずつられそうになりました。

本当に、今回の合宿が実現してよかったです。

20日に行われた試合では、ケニア2チーム、ザンジバル3チームの計5チームが総当り戦で戦いましたが、ザンジバル一般人チームが圧倒的な強さで優勝。

来賓のタンザニアオリンピック委員会会長、ナショナル・スポーツ評議会書記長が、選手たちのモチベーションを高めるすばらしいスピーチをしてくれました。

閉会式の後は、15kg分の牛肉と5kg分の山羊肉を炭火で焼いて、キリスト教徒のケニアチームはビール、イスラム教徒のザンジバルチームはソーダで乾杯し、焼肉を食べながら、試合のことや柔道のこと、そしてこれからのことについて、大いに交わって歓談しあい、仲良く交流しながら最高の形で締めくくることが出来ました。

次は、いよいよオールアフリカゲームズです。

今回のように少しでも吉報を知らせることが出来るように、選手とともに全力を尽くします。

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ザンジバル柔道連盟

代表 島岡強

http://zanzijudo.exblog.jp/(ザンジバル柔道公式サイト

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