November 14, 2019

日本視覚障害者柔道連盟選手強化合宿(09.2.9)

日本視覚障害者柔道連盟選手強化合宿(2009.2.9)

2009年2月6日(金)より、日本視覚障害者柔道連盟と全日本柔道連盟の共催により、「日本視覚障害者柔道連盟選手強化合宿」が講道館にてスタートしました。

この合宿は教育普及委員会の事業の一つとして行われるもので、参加者は「第23回全日本視覚障害者柔道大会」入賞者及びコーチ、スタッフ合わせて約20名です。

将来選手となりうる視覚障害者の有望選手を対象に、技術、精神両面での向上を図り、今後の国際大会において上位入賞ができる人材を育成する。また、視覚障害者柔道の深い理解と、その普及発展を目的としています。

 

教育普及委員会副委員長の鮫島元成先生は「今、柔道の質が変わってきていて、全体的に弱体化していますが、この合宿を通じて勝敗だけではなく、人間的に交流を深め、本来の柔道の心を普及するためにも、わずかな期間ですが、少しでも多くの収穫があればと思います」と話しました。この言葉に、選手たちにも気合が入り、「おねがいします!」と元気よく挨拶しました。

14時からの稽古では、乱取り稽古中心になりがちだった強化合宿を見直し、投技や立技の基礎を確かめながら、基本に戻った稽古が行われました。

合宿は2月8日の16時まで行われ、最終日の午前には同じく講道館で行われている全日本ジュニアチームの合宿に参加し共に汗を流します。

 

合宿2日目 2月7日(土)

午前は固め技の基本練習・応用に取り組みました。

固技の説明時には指導者の声に真剣に耳を傾けていました。

練習時には、コーチ・選手と互いに固技の基本の流れを確認しながら真剣に練習に取り組みました。休憩時も自主的に練習するなど、積極的に取り組んでいました。

 

午後は大道場にて合同練習(拓殖大学・早稲田大学・立教大学等)に参加しました。

立技・寝技を中心とした練習、寝技(5分6本)、打込、立技(5分8本)を精力的にこなしました。

早稲田大学の小野沢先生からは「学生にとってもこういった機会はなかなかないので、お互いの環境を知ることができて良い刺激になる。組んで行う柔道を実践できる良い機会になるのではないか」とのお話を伺いました。

 

合宿3日目 2月8日(日)

午前は投げ技の基本練習を行いました。

途中から全日本ジュニアの合宿に合流し寝技・立技の練習を行いました。

ジュニアの強化選手を相手に、熱のはいった練習を行いました。ジュニアの選手たちもとても協力的で、上手に対応していただきました。

 

全日本ジュニアヘッドコーチの大迫先生からは「率直的に見て、すごくがんばっているなという印象を受けました。ジュニアの選手には刺激になったと思う。機会があれば、またこのような合宿を活用していただきたい」とのお話を伺いました。

午後はこれまでの内容をお互い確認しながらの反復練習と、簡単に実践できる筋トレ方法などの指導を行いました。

 

最後に、視覚障害者合宿の遠藤監督から選手たちに「初めての試みでしたが、このような合宿ができたことに感謝しています。選手自身が今回得た事を上手に活かしてくれることを期待しています」と話されました。

鮫島先生からは「あなたがたはこれからの視覚障害者柔道の核になる選手です。ロンドンパラリンピックが夢に終わらぬよう、日々精進して下さい」と話され、合宿を終了しました。

全日本ジュニア合宿に参加した感想(一部)


90kg級 初瀬 勇輔 選手

皆、強く元気で体力があり、楽しく練習が出来とても刺激になりました。良い経験になったと思います。


100kg超級 石川 信介 選手

学生時代を思い出し、強化合宿をとてもなつかしく思いました。やはりこれぐらいの練習をしないと強くならないのだと感じました。普段練習している道場の選手達がいたので、ぜひこれから頑張ってほしいと思いました。自分も負けないようにがんばっていきたい。


60kg級 廣瀬 誠 選手

とても勢いがあってよかった。柔道に対してもっとガツガツやろう!という気持ちをもらい、もっと強くなりたいと思いました。


57kg級 米田真由美 選手

とてもレベルが高かった。まだ私はその域に達してはいないが、技の入り方やタイミングなどを学ぶことができました。特に寝技などは人や学校によってレパートリーが全然違うので、大変勉強になりました。