December 8, 2019

平成21年度女性柔道指導者セミナー(講道館)

平成21年度女性柔道指導者セミナー(講道館)

女性柔道指導者セミナー開催!

本連盟総務委員会及び指導者養成プロジェクトによる、平成21年女性柔道指導者セミナーが6月2日(火)・3日(水)の2日間、講道館において開催されました。初の試みとなった同セミナーには、全国から62名の女性、男性1名の指導者が参加しました。

このセミナーは、全国にいる女子柔道経験者を発掘し、女性指導者の増加とそれに伴う積極的な活動の場を推進することと、指導者としての総合的な資質向上を図ることを目的としています。

セミナー初日は、國安教善総務委員長の開講挨拶に続き、全柔連登録のしくみや問題点、安全指導などについて、大山昭三氏、山﨑立実氏の両総務委員、正木照夫総務副委員長による講習が行われました。

これをうけ、地域ごとにグループに分かれ、受講者たちによるグループディスカッションが行われました。ここではより活発な意見交換が行われ、その後はグループごとの代表者発表でしたが、「登録の仕方がわからない」、「柔道に係わるにも、家族の理解や職場の理解など制約がある」「女性教員の大会をやってはどうか」「ママさん大会や親子大会を実施してはどうか」など、積極的な意見がだされ、講師たちは驚きと手ごたえを感じていました。

2日目は、元国際柔道連盟教育コーチング理事で、筑波大学名誉教授の中村良三氏より「問題意識をもって」と題し、これまでの指導経験を中心に話されました。続く講義では日本ソフトボール協会ナショナルチームトレーナーの大石益代氏による「女性の特性を考えた体力トレーニング」について、パワーポイントを自ら使用しての判りやすいトレーニングの必要性や対処法など、指導者には興味深いお話でした。受講者からも、質問が出るなど有意義な講義となりました。

続いて三ツ谷洋子氏(女性スポーツ財団日本支部代表)をコーディネーターに、パネリストとして福田富昭氏(日本オリンピック委員会副会長)、山﨑浩子氏(日本体操協会理事=ロサンゼルス五輪日本代表)、増地千代里(筑波大女子柔道部コーチ=バルセロナ五輪柔道女子56㎏銅メダル)を迎え、「リーダーシップをとれる女性指導者を目指して」と題し、いかに女性が社会的に活動できるか、指導できるかについて意見が出されました。

受講者からは、「勉強になりました」「自分と同じ考えの方がいることがわかりました」などという声をきくことができたと同時に、多くの意見に耳を傾け、今後の活動に生かしていくことをより強く感じた2日間でした。


講演する山崎立実先生

大山昭三先生の講演にじっと聞き入る受講生の皆さん

熱弁を振るう正木照夫先生

グループディスカッションの様子①

グループディスカッションの様子②

グループディスカッション後の代表者発表にて Aグループ代表の上野和香子さん

島谷順子先生の「女性指導者の現状」についての講義

日本ソフトボール協会ナショナルチームトレーナー大石益代さんの講義の様子

左:福田富昭氏(日本オリンピック委員会副会長)
右:山﨑浩子氏(日本体操協会理事=ロサンゼルス五輪日本代表)

熱心にメモを取る受講生のみなさん


開催概要

 2009年6月2日(火)~3日(水)の2日間、東京・講道館にて平成21年度女性指導者柔道セミナーを開催いたします。

参加を希望される方は、登録をしている都道府県柔道連盟(協会)へお問い合わせください。各都道府県柔道連盟の問い合わせ先はこちら

【目 的】

1978年より日本で女子柔道競技が開始され31年の歴史を重ねている。この間、日本女子柔道の競技レベルは大きく躍進し、世界トップレベルとなっている。そして多くの女子柔道経験者が育ち、昨年の北京オリンピックにおいては、初めて日本の女性審判員が選ばれるまでになった。

しかし、日本柔道界全体を見渡すと、近年、柔道人口の減少、重大事故の発生や柔道選手のふるまい、さらに国際大会における日本選手の不振などの問題が顕在化してきており、これらの諸問題に対しては男女を問わず日本の柔道人全体が力を合わせて取り組むべき課題であると認識している。

そこで、全日本柔道連盟では今年度、総務委員会と指導者養成プロジェクトとの合同で女性指導者を対象にセミナーを開催することとなった。総務委員会では、全国都道府県柔道連盟(協会)より推薦された女性柔道活動促進委員を中心に、地域における女子柔道経験者の女性達を積極的に発掘し、女性指導者を増やしてその活動を促進することを目的としている。また指導者養成プロジェクトでは、日本を代表する、あるいは地域において少年少女、中・高校生、大学生、社会人などの分野で活躍できる女性指導者の育成及び資質向上を目的としている。女性指導者の活動を促進するとともに、指導者として総合的な資質の向上を図ることは女子柔道のみならず、柔道界全体の発展につながることと期待するものである。

【日 時】平成21年6月2日(火)~3日(水) 1泊2日
【会 場】講道館 新館2F 教室
【参加者】都道府県柔道連盟より2名推薦(2日間参加できる方)
1.女性柔道活動促進委員1名
2.上記以外の女性指導者1名
【主 催】全日本柔道連盟
【担 当】総務委員会女性活動促進部会、指導者養成プロジェクト

【プログラム案】


第1日目 6月2日(火)

受 付 : 11:00~
12:00より昼食をとりながら顔合わせ
Ⅰ.ビデオ上映              12:45~13:05
オリンピック、世界選手権大会のハイライト(男女)
Ⅱ.基調講演               13:10~13:40
Ⅲ.総務委員会 登録普及について 13:45~14:45
1.総務委員会より趣旨説明 全日本柔道連盟 総務委員長  国安 教善
2.女性指導者の現状
Ⅳ.グループディスカッション      15:05~16:15
Ⅴ.ディスカッション発表        16:25~17:25
懇親会                     18:00~20:00


第2日目 6月3日(水)

Ⅰ.講演                  8:45~9:45
筑波大学名誉教授  中村 良三
Ⅱ.講義                  9:45~10:45
Ⅲ.パネルディスカッション       11:05~12:20
Ⅳ.講評 並びに 今後の抱負     12:20~12:40
全日本柔道連盟専務理事・指導者養成プロジェクトリーダー  小野沢 弘史
昼食後 解散