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9日の全日本女子選抜大会の78kg超級で優勝した塚田真希(総合警備保障)が優勝候補の筆頭であろう。その塚田を脅かす筆頭は、やはりカイロ世界選手権でチャンピオンになった薪谷翠(ミキハウス)である。しかし、薪谷は左大腿部(下部)筋挫傷で全日本女子選抜を欠場している。薪谷は塚田との体格の差を力強い動きで塚田を追い込み、相手の動きに乗じて得意の足技で勝機をつかみたいので、ケガの回復がどの程度なのかが気がかりとなる。
塚田のブロックには、2回戦目で上野雅恵(三井住友海上)と対戦する可能性が高い。上野は、全日本女子選抜70kg級で完全復調し、心技体が充実しているので下から突きあげ揺さぶり、「柔能剛制」を見せてくれるかもしれない。
隣のブロックでは、若手3羽ガラスの白石のどか(日大1年)と杉本美香(筑波大4年)が順当に勝ち進めば対戦するであろう。杉本は講道館杯で白石に勝っているが、大学に入学して環境が変わった白石は、短期間で大きく成長することも考えると、この戦いは楽しみである。そして、勝った方が勢いにのり塚田を脅かして欲しい。
薪谷の反対のブロックには、9日に塚田に敗れ2位に甘んじた立山真衣(東海大2年)が位置しており、順当に勝ち上がれば準決勝であたる。立山にとって難敵は、昨年のこの大会で3位、カイロ78kg級2位の中澤さえ(綜合警備保障)だろう。中澤は関東予選で杉本に勝っているので、大きな相手でもひるむことなく向かっていく戦いに目が離せない。
無差別の大会としての「柔能剛制」で柔道の魅力をアピールするものと共に、重量級にとって、2年後の北京で結果を出すためには、第1章となるこの戦いの決勝戦は、積極的な技の攻防の中で「一本」勝ちの結果を望んでいる。
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