| ||平成16年度 第5回女性審判員セミナー終わる
恒例の女性審判員セミナーも回を重ね第5回となる今年は、9月12日(日)女子ジュニア選手権大会の翌日、講道館において行われました。27名の受講者が揃った午前10時、松下三郎専務理事・関根忍審判委員長の挨拶のあと、村田直樹 審判委員会委員の講義に入りました。
始めに「熟練」がテーマであることが強調され、熟練への道として、数を掛けること、規定・マニュアル精読が示されました。さらに、基本事項として技術篇、反則篇、動作篇にわけて、規定の具体的なページ数が紹介されました。
続いて、特記事項には以下の8項目が示され、文言の解説があり、実技は午後に確認するかたちをとりました。
(1)場内外(2)寝技へ(3)待て(4)時間と同時の技(5)片膝(6)捨身技と返し技(7)5秒ルールと抑込技の空中解けた(8)医師関係。
12時に休憩に入り、午後は1時から小俣幸嗣審判委員会委員の実技が、やや蒸し暑さの残る女子部道場において行われました。予め提出された質問に対する実技を通しての回答を中心に、関連する状況の例なども披露されました。扱われた内容は以下の通りです。
(1)関節を施しながらの立技(2)「効果」と「有効」の境目(3)場内外での連絡技(4)偽装攻撃の例(5)少年規定「いきなりの足取り」(6)「抑え込み」を宣告できる状況とできない状況(7)「引き込み」と捨身技(8)河津掛(9)「効果」の例(10)オリンピック審判情報
2時50分予定を終えて閉講式となり、小野沢弘史審判副委員長から全員に修了証が渡され、今後の積極的な審判活動への参加とさらなる研鑽に対する希望が述べられました。(k)
| 受講者感想 |
以前は選手として、審判される側であり、曖昧で漠然的にしか理解できていなかった。「審判が待てと言ったから待てだ」とか「場内だった」と思っていても審判に「場外」と言われると納得してしまう所がたくさんあった。しかし、選手を辞め、コーチという立場になった時、選手のためにルールは把握し、状況に応じて対応しなければならないと痛感していた。
今回の審判員セミナーを受講して、漠然的にしか解っていなかったものが、とても明確になり、いい経験をさせていただいた。場内外の認識にしても全く違った。受講生の質問の中には「かわず掛けはどうするといけないのか」とか、「抑え込みの待てはどの状態で待てなのか」など、審判員としての実体験に基づく質問も多く、今までとは違った角度から見ることができ、とても勉強になった。また、今回日本大学の学生が受講していたが、選手もこうして参加することにより、選手自身がきちんとルールを理解した上で試合を行うということは、非常にいいことだと思った。さらに、審判員として選手を扱う立場の方々には是非こういった講習を受講していただき、正しく公正な審判を心がけ、選手の貴重な一瞬を大切にしていただきたいと思う。そのためにも、もっとこういった機会が増え、たくさんの審判員の方々が参加できるような環境になればと感じた。
今回の経験をこれからの指導に活かしていきたいと思う。
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この講習を受けて、柔道をやっていながら今まであやふやだった部分が明確になった。そして技の判定をする時の見極め方や施技の効果や場外際の判定など今までは選手としての目線でしか見ていなかったので、審判というという立場から見る事によって試合の見方も変わった。
午前中に行われた講習では、国際柔道連盟試合審判規定と講道館柔道連盟審判規定との違いなどについて学んだ。今では国際柔道連盟試合審判規定で試合が行われることが多くなったので、この二つの規定の微妙な違いを知ってとても勉強になった。午後の実技指導の講習では、午前の講習で出た質問についての説明や赤畳の上で掛けた技や場外際で技を書けた場合など、どこまでその技が有効なのかなど詳しく知る事が出来た。実技指導を受けてさらに理解が深まった。そして、講習の中で『熟練する事』というのが、審判員の主テーマだという事を教わった。学生の試合などを見て私が感じた事は、技を見極める事の難しさだ。技の判定では、際どい技をどう審判員として判定するのかとても難しい。
このようなことから私は審判員一人一人が今以上に審判の技能を高めていく事が必要であると感じた。今、私は選手であるが今回の講習で学んだ事を今後自分の柔道にいかしていきたい。
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