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第28回全日本女子柔道選抜体重別選手権大会

【総 評】

『実力接近! 若手台頭!』

結果的には、57kg級、78kg級以外はアテネ五輪代表選手が再びカイロの世界選手権の代表となった (78kg超級、無差別は17日皇后盃後に決定) 。しかし、アテネの栄光に安穏とはしていられない。48kg級の谷亮子(トヨタ自動車)は、北田佳世(ミキハウス)と自身初めての延長戦(ゴールデンスコア)に、52kg級の横澤由貴(三井住友海上)は、準決勝で敗れた。また、63kg級の谷本歩実(コマツ)も、決勝で上野順恵(三井住友海上)に先に先に攻められて自分の柔道をさせてもらえなかった。
各階級とも、世界選手権代表と続く選手との差が縮まってきていると言える。それは日本女子柔道全体のレベルが向上していると捉えてよいと思う。さらに、出場56選手は、29歳を筆頭に最年少17歳、平均年齢22.3歳と10代後半から20代前半の選手層が厚いことも嬉しい話題と言える。年齢が近く、互いに切磋琢磨することで、更にレベルが高くなる可能性が秘められており、北京オリンピックでの全階級メダル獲得、アテネの金メダルの数を上回ることが期待できよう。
今大会は、アテネ五輪での好成績が反映されたのか、例年よりもはるかに多いメディアが実際に会場に足を運んでいた。それは、柔道ファンが拡大していくことを意味している。会場の横浜文化体育館は、選手の所属する学校・会社等の応援団で埋めつくされ、組織立った応援も盛んで華やかな雰囲気に包まれた。しかし、その反面チケットが完売し、入場できなかった方がいたのが残念であった。柔道の魅力を多くの方々にお伝えするには、今後の課題もあると思われる。

(全柔連 広報委員 三浦 登)

    写真提供:ウメダフォト
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